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Photo by
tonarinomayu
私がおばさんになったとき
横断歩道の信号が変わりそうになり、走った。その姿が、横断歩道を渡った先のビルのガラスに映った時に「おばさんが走ってるな」と感じた37歳。
37歳は、まぁ、おばさんである。
40歳になったら定義上は「初老」だ。
体重は減ったが筋肉も減った。
お腹は凹んだけれど、そのぶん皮膚がたるんでいるのが目立つようになった。誰に見せるわけでもないが、身体の衰えにちょっと落ち込んだ。
元々20代の頃から白髪が多い方だったのだが、最近マジで増えてきたので美容院に行くたびに毎回白髪染めをしなければならない。これを伸ばしたらマジモンの老人になる、というぐらいの量の白髪があるせいか、先日初めての美容院に行ったら「金髪、やったことあります?」「金髪、興味あります?」ってめちゃくちゃ訊かれた。たしかに金髪にしちゃえば白髪が伸びてきたり、染めたカラーが落ちてもあんまり目立たないだろう。
仕事上、今は金髪にはできないが、いつか金髪ベリーショートの、いまいちどんな仕事をしているのか分からないような雰囲気のおばさんになろうと思う。