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4/5「古代神話と伝説」睡眠朗読動画台本


睡眠朗読動画「古代の神話と伝説」目次

☆オリンポスの神々と星の物語 
☆エジプトの砂漠の秘宝 
☆アステカの太陽の神話 
☆ケルトの妖精と森の伝説 
☆北欧の神々とヴァルハラの物語
☆古代中国の龍と不老不死の薬 
☆メソポタミアの神々と創世記 ⇦今回ココ
☆インドの神々と聖なる山 ⇦今回ココ

☆マヤのピラミッドと天空の神
☆ポリネシアの海の神と冒険

メソポタミアの神々と創世記


古代メソポタミアには、創世記の神話が数多く存在しました。その中でも、最も有名なのがエンキとエンリルの物語です。エンキは知恵と水の神であり、エンリルは嵐と大地の神でした。彼らは協力して世界を創造し、人類に知恵と繁栄をもたらしました。

ある日、エンキは美しい川のほとりに座り、世界の創造について考えていました。彼はエンリルと共に、空と大地、海と山を作り上げました。しかし、人類がまだ誕生していなかったため、世界は静まり返っていました。

エンキは大地の粘土を使って人形を作り、その中に生命の息吹を吹き込みました。こうして最初の人間が誕生しました。彼らはエンキとエンリルに感謝し、その知恵と力を借りて豊かな生活を送りました。

しかし、時が経つにつれ、人類は欲望に駆られ、争いを始めました。エンリルはこの状況を憂い、洪水を引き起こして世界を清めることを決意しました。エンキはそれに反対し、人類を救うために知恵を絞りました。

エンキは選ばれた一人の人間に夢を通じて警告を伝え、巨大な船を作るよう指示しました。その人間はエンキの指示に従い、家族や動物たちを乗せるための大きな船を建造しました。洪水が始まると、その船は安全な場所へと運ばれ、乗船者たちは無事に洪水を乗り越えました。

洪水が収まると、エンリルはエンキの知恵と人類の勇気に感銘を受け、再び世界を繁栄させることを決意しました。エンキとエンリルは協力し、新たな知恵と力を人類に与えました。人類は再び豊かな生活を送り、エンキとエンリルに感謝し続けました。

この創世記の物語は、古代メソポタミアの神話として永遠に語り継がれました。エンキとエンリルの知恵と力は、人々の心に深く刻まれ、彼らの名誉と栄光は永遠に輝き続けたのです。

おしまい



インドの神々と聖なる山


古代インドには、聖なる山カイラス山を崇拝する神話がありました。この山はシヴァ神の住居とされ、彼の神聖な力が宿る場所と信じられていました。ある日、若い聖者ラーマは、カイラス山へと巡礼の旅に出ることを決意しました。

ラーマは厳しい修行を経て、カイラス山のふもとにたどり着きました。山の頂上にはシヴァ神の神殿があり、その神殿に到達することが彼の目標でした。道中、彼は数々の試練に立ち向かいながらも、決して諦めませんでした。

山を登るにつれ、ラーマは美しい自然の景色に心を奪われました。清らかな川や壮大な滝、神秘的な森が広がり、その全てがシヴァ神の力を感じさせました。ラーマは一歩一歩、シヴァ神の祝福を感じながら進んでいきました。

頂上に近づくと、ラーマはシヴァ神の神殿を見つけました。その神殿は金と宝石で装飾され、美しい彫刻が施されていました。ラーマは神殿の前で瞑想し、シヴァ神に祈りを捧げました。その瞬間、シヴァ神が現れ、ラーマの祈りに応えました。

シヴァ神はラーマに、聖なる力と知恵を授けました。ラーマはその力を使って、多くの人々を助け、教えを広めました。彼の知恵と慈愛は、広く認められ、多くの弟子たちが彼に従いました。

ラーマの物語は、古代インドの神話として永遠に語り継がれました。シヴァ神の祝福を受けたラーマの勇気と知恵は、世代を超えて人々の心に刻まれました。聖なる山カイラス山とシヴァ神の物語は、永遠に輝き続けることとなったのです。

おしまい



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