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『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ふろむだ
メルカリで服を売るにあたり、顧客心理を学びたいと思って借りた本です。
人がどういった時にお金を払うのか、信用に繋げるためにはどうするべきか、科学的or心理学的な視点の上から書かれているものが読みたかったのです。
結論から言うと、めちゃくちゃ面白かったです。
全体の半分以上は、会社員としてどう社会の中で自分の価値を上げていくのか、という視点で描かれている話ですが、最終的には『上司の機嫌取るのが嫌なら会社員辞めろ』と、バッサリ持っていくところが痛快w
人間の脳は、【一貫性を求め】【原因を作りたがり】【結論を急ぐ】という特徴がある。
この観点はファクトフルネスか何か別書でも書いてあったのが記憶にあります。
ようは、人間の脳は感情に左右されやすく認知バイアスがかかっているよ、という話です。そしてタチの悪いことにこれらは全て無意識化で行われていて、本書ではそれを思考の錯覚と説明しています。
ふろむださん自身も巻末で述べていますが、会社員が社会で生き抜くためのノウハウ本というよりは、SNS集客やスキル販売をしたい人向けの実用書に近いかも…。
そういう意味では表紙通りの内容です。
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内容まとめ
人生は運と実力で決まるのではない、運と錯覚資産と実力で決まる。そして人生はガチャの連続。ただし、一度SSRをひいたら次の当たる確率が上がるという運ゲー。錯覚資産を作ることは卑怯でもなんでもない。限られた人生の中でどれだけガチャを回せるか、費用対効果の上で有効という認識。
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以下自分用メモ
ハロー効果
直感的に正しい間違っていること
錯覚資産
ガチャをたくさんまわして確変が来たら大きく賭ける
当たると当たる確率が上がる運ゲー
コントロール欲(コントロールできないと死にやすくなる←メルカリ売れないとめちゃくちゃ落ち込むやつ)
少数の法則
認知的不協和(不都合なものを利用
一貫して偏ったストーリー
利用可能性ヒューリスティック/思い浮かびやすさ
自分がどういった状況で能力を発揮するかを発信する