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いちじくのタルト


この間お店で食べたタルトが感動的なおいしさだった。とくに、フィリングのダマンドにカシスの風味が効いていて、どうやってつくっているのか気になった。
再現はむずかしいだろうけど、似たようなものがつくれないかな~と思ってがんばってみたので、自分用の覚え書きも兼ねて記録を残します。


パート・シュクレ(18cmタルト型使用)

・薄力粉:75g
・アーモンドプードル:15g
・無塩バター:48g
・グラニュ糖:25g
・卵:13g
・ベーキングパウダー:0.5g

クレーム・ダマンド

・薄力粉:9g
・アーモンドプードル:40g
・無塩バター:35g
・グラニュ糖:30g
・卵:30g
・カシスピューレ:10g

トッピング

・いちじく:3~4個
・残ったカシスピューレ(焼成後)

材料はこんな感じ。
ダマンドに入っているカシスピューレは、カシスジャムと洋酒と砂糖とレモン汁を適当な分量で煮詰めてから、濾したものを使いました。フランボワーズとかブルーベリーのジャムでつくってもおいしい気がします。
ピューレを入れない場合は卵の分量を増やして水分量を調整するといいかも。

パート・シュクレづくり

※バターと卵は常温に戻す。
※生地を寝かせるのに時間がかかるので、前日仕込み推奨。
①やわらかくなったバターとグラニュ糖を混ぜてクリーム状にする。
②常温の溶き卵を2、3回にわけて入れて、その都度よく混ぜる。
③薄力粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーをふるい入れ、切るようにさっくり混ぜる。
④生地がまとまったらラップにくるんで冷蔵庫で半日ほど休ませる。

クレーム・ダマンドづくり

※バター、卵、カシスピューレは常温に戻す。
①やわらかくなったバターとグラニュ糖を混ぜてクリーム状にする。
②常温の溶き卵とカシスピューレを合わせ、5.6回にわけて少しずつ流し入れ、その都度よく混ぜる。
③アーモンドプードルをふるい入れ、ゴムベラで全体が均一になるように混ぜる。
④なめらかになったらラップをして、冷蔵庫で1時間以上休ませる。

生地の組み立て

※こびりつき防止でタルト型にバターもしくはマーガリン(分量外)を塗っておく。
①シュクレは3~5mm程度の厚さに伸ばして型にのせ、形を整えたらフォークで空気穴をあける。
★このあたりでオーブンを170度に予熱する。
②ダマンドを均一な厚さになるようにタルト型にのせる。
③くし形に切ったいちじくをバランスよく並べる。

真ん中あたりのやっつけ感

焼成


170℃のオーブンで60分焼く。表面が焦げそうな気配がしたらアルミホイルを被せる。

仕上げ


あたたかいうちに残ったカシスピューレを染みこませる。
さくさく感重視の場合はやらなくてもいいかも。
冷めたら型から取り外して完成。

お茶は青山ティーファクトリーさんのルフナをあわせました。
コクと甘みがあって秋のくだものにぴったり。
食べた感想としては、お店で食べたものとは別物になってしまったけどそれなりにおいしかった。
生地がちょっと油っぽいかなという感じがしたのでバターはもう少し少なくてもいいのかもしれない。上に乗せる果物次第ではこの量でちょうどよいかも。(りんごとか洋梨とか)

ダマンド生地のカシス風味は限りなくほんのりだった…。色もあまり出てない。生地のしっとり感はちょうどいいかも。
生のいちじくを使ってみて気づいたけど、そもそもお店で食べたものはセミドライのいちじくを使っていたのかもしれない。あるいは事前にオーブンで軽く焼いて水分を飛ばしたものを使っているとか。
焼いたあとにコンポートを上にのせているタイプではなく、焼きこみのタルトではあったんだけど甘みもあったし、私がつくったものほど水分を感じなかった。
むずかし~~寒くも暑くもなく、お菓子づくりがしやすい季節のうちにもう一度トライしたい。てかもう一回お店のものも食べにいきたい。


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