時間旅行をしたような気分になりました
時間旅行、、、なんて素敵な響き(笑)
次に観に行く展覧会をネットで探している時に、横尾忠則現代美術館で7月に、大江千里さんのジャズピアノライブがあることを発見した。
大江千里さん、、、高校生の頃に好きだったアーティストだ。
特に私は『rain』という曲が大好きで、こんな素敵な心に響く楽曲を作れるなんて、この人は天才だ!とずっと思っていた。
その後、あまり曲を聴かなくなってしまっていたが、千里さんが50歳を目前にして、ニューヨークに単身渡り、ジャズピアニストになられたことはニュースなどで知っていた。
幼い頃からクラシックピアノを習い、もともとジャズピアニストへの憧れがあったということだが、若くして才能が見いだされポップスでブレイクしてしまったことで苦悩もあったとのこと。
確かに千里さんの楽曲は、若さのエネルギーが爆発したような楽曲が多かった。それゆえ、その良さを継続するのは難しかったのかなとも思う←なんて素人がすんません。
ただ、人は成長すれば多くのことが変わっていく。それが自然だと思うから、そのなかで自分の次の可能性へチャレンジできるということはすごいことだと思っていた。
今回開催されるライブは、無料のライブで応募多数なら抽選ということなので、何としても当選したい!!というか、もう行く気満々だ。行く気満々なことが当選の条件なのは間違いない。
「一緒に行かない?」と誘った友人からも、「ぜひ行ってみたい」という返事が来て、当時を振り返るような会話ができて、私はちょっとテンション上がり気味になっている(笑)
そんなことで、今日は出勤途中に、大江千里さんの楽曲をSpotifyで聴いていた(今は配信で色んな曲が聴けるのが有難い!)。
『rain』『かっこ悪いふられ方』『十人十色』、、、
聴いていると、自分の若かりし頃のことを思い出す。エピソードというよりも、当時の、感情、感覚というのか、言葉では言い表せないような情緒の波が内側から沸き起こってくる。もどかしさや甘酸っぱい感じかな。それは生命エネルギーのように、むくむくと。
そして不思議なことに、以前は持てあましていたようなその感情自体が、今は活動のモチベーションや前向きなエネルギーになるような感覚がある。
そんな感覚に浸るのは、なんだかいいな~と思っていると、ちょうど今日、職場で、40年来の好きなアーティストのライブに行くのが元気の源だと言っている人がいた。きっと40年前の曲を聴けば、あっという間にその時代の活き活きしたエネルギーが沸き起こるのだろうなと思う。
それはまるで、時間旅行。
知らないところに旅行に行くことでリフレッシュするということがあると思うが、時間旅行も同じようなリフレッシュ効果があるのではとふと思った。
恐らくそれは、過去を振り返るというような後ろ向きなこととはまた違っているように思う。タイムトリップというのは人間だからこそできる遊びであり、エネルギー回復の高等技術なのでは、、、なんて思ったのだ。
すごいね私たち、時間の行き来もできちゃうんだもん。
そして、アーティストというのはやはり生きるエネルギーを注ぐ人なんだなと思う。これはとても重要な役割なんだなと。
7月のライブで、どんな楽曲を披露してくれるのかはわからないが、色んなことを経験された千里さんだから、きっと過去と未来が融合するような素敵なライブなんだろうな~と想像している。
やっぱり、何としても、行かねばなるまい。