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8/26~9/1 AI Research Report

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※本レポートは、全世界のAIに関するビジネス、業界ニュース、トレンドをお届けする企業向け週次レポート「AI Research Report」の試供版です。
製品版は公式HPよりお問い合わせください:https://cafegroup.net/ja/cafe-ai/

News

8/27 SBI、Preferred Networksと次世代AI半導体開発等に向けた資本業務提携、最大100億円出資

SBIホールディングスは2024年8月27日、AI技術を活用したソリューション・製品やAI半導体などを開発する株式会社Preferred Networks(PFN)と次世代AI半導体の開発および製品化に向けた資本業務提携を締結したと発表。SBIは今後、PFNに対して最大100億円規模の出資を予定している。

今回の提携に伴い、以下の3項目で協力体制を築く
 1. PFNの次世代AI半導体の製品化に向けた共同研究ならびに開発
 2. PFNの次世代AI半導体の製造プロセスにおける後工程の連携
 3. PFNの資金調達等のファイナンス協力

Comment
・プレス:https://www.sbigroup.co.jp/news/2024/0827_14874.html
・PFN社は2014年に設立され、トヨタが出資している
・(+SBIグループのAI投資)


8/27 東北電力、AI活用の新規事業創出へエクサウィザーズと提携

東北電力とエクサウィザーズは2024年8月27日、AIサービスの新規事業創出に向けた業務提携を発表。

業務提携により、東北電力が有する各種データや顧客基盤等の事業アセットと、エクサウィザーズが有するAI領域のサービス企画力、DX人材の育成ノウハウなどを相互に持ち寄り、東北6県および新潟県の企業や団体が抱える人材不足などの課題解決に向けた新規事業を検討していくとしている。

Comment
・プレス:https://www.tohoku-epco.co.jp/news/normal/1244790_2558.html
・(+エクサウィザーズ)


8/28 中国企業、高性能な米国製チップやAIへのアクセスにAmazonクラウドなどを活用

ロイターは、中国企業がAmazonやその他のクラウドサービスを利用し、他の方法では入手できない高度な米国製AIチップや機能にアクセスしていると報道した。

ロイターは、中国が米国のAIチップにクラウドアクセスする際に仲介業者がいかに利用されているかを包括的な調査で明らかにした。

AWSの広報担当者は、「AWSは、中国国内外でのAWSサービスの提供に関して、貿易法を含むすべての適用可能な米国法を遵守している」と述べている。

Comment
・ロイター記事:https://www.reuters.com/technology/chinese-entities-turn-amazon-cloud-its-rivals-access-high-end-us-chips-ai-2024-08-23/
・過去1年間に掲載された50件以上の入札書類から、少なくとも11の中国企業が米国の制限付き技術やクラウドサービスへのアクセスを求めていた。(うち4件がAWSを利用)
・(+AI領域における米中競争)


8/29 カリフォルニア州議会、物議を醸しているAI安全法案を可決

カリフォルニア州議会は今月、「最先端の人工知能モデルのための安全で安心なイノベーション法案(SB 1047) 」を承認した。

「SB 1047」と呼ばれる本法案はシリコンバレーやその周辺で激しい議論をまこ起こしており、イノベーションの抑制になるとの批判が起こっている。

法案の主な要件は以下の通り
 1. 迅速かつ完全なモデルシャットダウンのためのメカニズムの実装
 2. 「安全でないトレーニング後の変更」からモデルを保護する
 3. モデルまたはその派生物が「重大な危害」を引き起こす潜在的なリスクを評価するためのテスト手順を確立する

Comment
・(+「SB 1047」について)
・欧米を中心に、世界各国でイノベーションと個人保護のバランスが大きな議論を呼んでいる。欧州は規制寄り、米国は州と党により方針が分かれ、日本は比較的規制が緩めの環境となっている。


8/29 OpenAI・Anthropic、米国政府に新モデルへのアクセスを許可

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