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ロックスターの言葉がずっと引っかかっている
“お前らなんてどうでもいい”
都合よく甘えてゴメン
そうとしか言えない
君がつらい時寄り添ってあげられないのに
自分が辛い時だけは君に甘えていた
一方的な辛いを君の歌に押し付けて楽になっていた
ただ、自分が救われたいと
君を大事に出来なかった
だから君に何度も手紙を出した
拙い言葉で出来るだけ書き連ねて送った
君を救う方法は
分からない
何度試行錯誤しても君は答えてくれる気がしない
救われて欲しかった
お互いに傷つけ合いたかった
痛み、苦しみ合いたかった
君からつけられた傷のかさぶたを爪の先で掻きむしりたかった。
また血が出て。君のことを思い出す。
何度も繰り返し、体中治らない傷跡だらけになってもう君1人にしないと誓いたかった
いや、まだそうなりたいと思っている
この傷一つない身体を君に捧げたい
命かけてでも愛して
この身投げ打ってでも守り抜くから
君の心に寄り添って生きるから
ねぇ、ロックスター
地の果てで、キスしてよ。