ぐるぐるの中の2人
おやすみの声で目が覚める君をあたしは救ってあげられない。
君のことが正直好きだった。
君も随分と長いことこんなアタシのことを愛してくれていた。
うつ病。
あたしたちに食ってかかる悪魔の名前
こんな汚れた世界に耐えられないと。
死への思いとまだ生きていたいと願う心がぶつかり合う時。
あたしたちは張り裂けそうになる
君は綺麗だった
それはとても可愛かった
そんな君が苦しんでいることが辛かった
同じように苦しんでいるのが悲しくて仕方なかった
でも何もしてやれない自分の情けなさに涙が出た。
『また夢でも会おうよ』
君とならどこへだって行ける気がした
辛さだって分け合える気がした
君との待ち合わせ。いつものコンビニは今日も開いていた。
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