愛

先日から「愛」という言葉が私の頭の中を巡っている。

これまでの私にとって「愛」とは、情熱的で燃えさかる炎のようで、憎しみさえも包含したマグマのようなものだった。
そしてそれは特定のたった一人の男性だけに注がれるものだった。
でも、別の形の愛もあるんじゃないか。そう思うようになった。

暖かく包み込む愛、ただ見守る愛、時に厳しい愛。
家族に、友人に、関わる人に、全人類に向けた愛。

そう考えると、もしかしたら今の私は愛に満ち溢れているのかもしれないなと。
別に自分のことはどうでもよくて、誰かのためになりたくて、ただ喜んでほしくて。

今までとまったく違う形で人を愛せているからこそ、今めちゃくちゃ楽しくて幸せなのかもしれない。
本当に、頭おかしいんちゃうかと思うぐらい何やってても楽しいし幸せやし。

愛されるよりも愛する方が幸せなんやろうな、私。
誰かを愛することで、その愛が溢れ出て、みんなを幸せにできるんやろうな。

誰かを愛する気持ちを思い出した気がする。
愛する幸せを思いだせた気がする。

だから、これからも私は、愛し続ける。
あなたを。たった一人のあなたを。