自分とつながる

自分が本当に望むことを自分でわかるって難しい。

人間は、そもそも生存を脅かすものや、安心に対する脅威に対しての避ける行動が前提なので、ネガティブな事に注意が向きやすい。

そして群れから外れるのは危険が高まる。だから、他人に受け入れてもらえる思考行動がデフォルトなのである。

しかし、他人に合わせる人生は本当に楽しくない。そう思うのは私だけだろうか?

私は10歳から人生は苦痛だと思いはじめた気がする。

自分のルールより、親、兄弟、学校、社会のルールに強制的に合わせて生きることを強いられていたから。私の母は、父親(私のとっての祖父)が教育関係者だったから、ルールを守ることを人生で一番大事にしている人だった。周りと比べても、かなり厳格な家庭環境だった。

人間が子供の頃、他人に受け入れられないと生き残っていけないという仕組みは自分の役割や個性、スキルを上げていくためのとても重要な期間なのかもしれない。

この厳格な家庭環境の中でいたからこそ、自由や自分らしさへのこだわりが私の人生の選択の大事な要素となり、今の私を作っている。

あなたの個性も、子供の時のインパクトの強い経験が作ってくれたものかもしれない。

話がそれたが、自分とつながることについて。

大人になるにつれて、いろいろなことが選択可能になり自分で決めれるようになってくる。その時、周りの人が、自分の事よりも他人のためになるような選択をしなさいと言ってくる人がいる。それをすると、自分とつながれなくなる。

自分の思いより、他人の思いばかりを満たそうとするからである。両方が満たされる事って結構、稀である。

両方大事なのだが、日本社会として自己承認を育てる場が少ないのかなと思う。自分自身とつながり、ありのままを受け止めること。

自分にできないことは他人にもできない。

自分とつながるには、無意識から焦点を意識に移し観察する目を養うことが必要。

人間には2つの状態がある。
体験モードと観察モード。
体験モードの時は感情や身体の感覚の状態。
観察し選択するモードは、その体験をあらゆる角度から言葉にしていく。

感情は霧のようなものなので、はっきりとわからない。言葉にすることで、明確になり自分自身とつながれる。

観察する目は自律神経が整う、意識的になるといった、テクニックが必要である。
森林セラピーやヨガは自律神経を整えるツールである。やればやるほど自分とつながり、詳細がわかってくる。

観察し言葉にしていくのは自分でもできるし、他人からサポート受けるのも可能。NLPはいっきに深くまで向き合うことができるツールだが、かなりの覚悟がないときつい。

いちばん楽なのは、人に話を聞いてもらいながら、自分を少しずつ見つめていくことがいい。

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