身体の不思議!
感染症による肺への影響
風邪や肺炎はいずれも病原体(細菌・ウイルス)の感染によって炎症を起こした状態です。
風邪
主に上気道の炎症(鼻水やのどの痛み)です。
肺炎
病原体が肺に入り込み肺の中で増殖することで炎症(たんや咳が止まらない)を起こした場合をいいます。
風邪も肺炎も、症状は、発熱、咳、痰、等でよく似ていますが、息苦しさや
呼吸困難を感じるときは、肺炎を起こしている可能性が高いので、早急に診察が必要です。
風邪の原因は、殆どウイルス性です。
肺炎の場合は細菌が原因であることの方が多いです。
病原体を排除するしくみには・・・
喉の入り口から肺につながる気管や気管支には、表面を粘膜で覆われた線毛をもつ線毛細胞が無数に存在しています。元気な状態の身体では、病原体が気管や気管支に侵入しても、粘膜に付着し線毛の動きによって喉の方に戻されます。食道に入れば、胃に到達し胃酸によって死滅する仕組みとなっています。
病原体が線毛の働きにより喉の方に戻されるだけですめば、簡単でいいのですが、たくさん処理する量がふえれば負担がかかります。
普段より、いろいろの免疫に働いていただけるような生活に心がけたいですね。
それには、それぞれの働きをまず知ることです。病原体が気管支や気管に侵入しても、粘膜がそれを付着させ、線毛の動きによって、喉の方に戻す仕組みがあり、食道に入れば、胃に到達し胃酸で死滅させる仕組みを私たちは意識せずに持っているのです。このようなことを知っておくことは大切です。
私見
そして、その仕組みに感謝する生活が大切です。当たり前の反対語は、なんだと思いますか?
それは、感謝だと思います。朝から夜寝るまでそれぞれの臓器は、それぞれの役目をしています。私たちの命をつないでくれています。気づかない時でさえ働いてくれています。
そう考える時間があれば、感謝もしますが、寝込んでしまっては、あまり
感謝などしません。それでも、線毛は動き、胃酸はそれぞれの役をしてくれているのです。絶対にそのように働いてくれているのです。
自分勝手な自分なのだと改めて思います。なんで、こんな風邪、肺炎にならなければならないのと思いますよね。それでも、一生懸命に働く線毛、胃酸に感謝する癖を持つことが大切です。しかし、それはそれぞれ個人が決めて行えばいいだけで、私自身だけが行えばいいだけなのかもしれませんが・・・。
そのように考えてみる事が大切だと私は、改めてこの事を綴ることで
気が付きました。皆さんに伝えているのではなく、自分に言い聞かせるつもりで書いています。 感謝。
呼吸について綴ってきましたが、次回が呼吸の最後にしたいとおもいます。
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