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2021年3月7日、息子達が誘拐されました(ハーグ条約非加盟国)4

3月8日、息子達のiPadの位置情報を再度チェックすると、ナイジェリアのとあるホテルにピンが立ちました。息子達の滞在先が分かって一安心。早速外務省へ連絡すると、ナイジェリアはハーグ条約非加盟国だから何もできません。ですが、地域課で邦人保護ができないか確認してみます。と。

その後、警察官二人が自宅にきました。今の警察では夫と子供達を行方不明者として登録することしかできないと。そしてこれはあまり効力が無いと。また、夫からのメールを読むと、夫婦間のいざこざなのかな?と思い、私にも話しを聞きに来たと。で、アメリカでの裁判から今に至ることまで全て話しました。

「何で誘拐扱いにならないのですか?それに夫は私に裁判をキャンセルしなければ、子供達に一生会わせないと脅迫してますよ?これは犯罪じゃないんですか?また、親権が全くない親が、親権のある私からの同意を得ずに国外へ連れ出すのは、罪にならないんですか?また、家で保管していたパスポートが全部無くなっていて、セコムとオートロックのある家で唯一そこにアクセスできたのは夫だけですよ?窃盗になりませんか?」

その場に居た警察官は、そこでやっと気づいたのか確かにそうですね。と。。本当に呆れた。

なんとか息子達を安心させてあげたくて、私からメッセージを伝える方法が何かないかと色々考え、私のリマインダーが息子達のiPadにも通知されることを思い出した。

Noel! Powell! I love you guys!! I'll take you guys to Japan, so don't worry. I never give up!!!

日本語の読み書きがまだ完璧ではない息子達へこのメッセージをリマインダーに登録し、毎日決まった時間に表示されるように設定しました。

私のパスポートも一緒に盗まれたので、迎えに行く為にもパスポートの再発行が必要。それには戸籍謄本がいるから郵便局へ向かうと、息子達と毎日歩いた通学路。息子達が通っていた学校。それを見るだけで、辛く涙が止まらなかった。

帰宅してからも、時折くる喪失感にただ子供のように声をあげて泣くことしかできず。情けない。

ただ、私は子供達を連れ戻す為に出来ることはやらなきゃ!と思い、Twitterで情報を拡散してみることにしました。

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