高校生が現役合格⁉️オススメしません‼️高卒裁判所職員、禁断の勉強法(体験談)
本日は
「高卒裁判所職員シリーズ」
の原点となる記事を書きます。
みなさんそもそも
「高校生が現役」で
「裁判所職員の採用試験」
に受かるために、どんな勉強をしていたか気になりませんか?
過去記事で書きましたが「公務員」になろうと思ったのが高校2年生の終わり頃。
それに加えて「裁判所職員」になろうと思ったのは高校3年生の夏なんです。
かなり遅いんですよ。
ということは、試験勉強を始めたのは……?
それでも
裁判所事務官採用Ⅲ種【現:裁判所職員採用一般職試験(裁判所事務官、高卒者区分)】に受かったのは
「独自の公務員に受かるセオリー」
編み出して実行したからです。
ここで私の経歴を簡単に説明します。
・高校卒業後18歳の春に裁判所に就職
・24歳で結婚、25歳で長女を出産
・27歳~パニック障害発症
・昨年、パニック障害の悪化に伴い28年間勤めた裁判所を退職
そして現在にいたります。
どこにでもいる平凡な元高卒裁判所職員です。
この記事では
裁判所事務官採用Ⅲ種【現:裁判所職員採用一般職試験(裁判所事務官、高卒者区分)】(以下「裁判所試験高卒区分」という)
に合格した結果にもとづいた勉強方法を提示します。
正直、背水の陣で臨んだ末の苦肉の策です。
決してオススメしているわけではありません。
大学進学をやめ「公務員」を志す
「せっぱつまった高校生」限定で参考にしていただければと思います。
高卒裁判所職員、禁断のレシピ
裁判所試験高卒区分の試験を受ける人とは
そもそも裁判所試験高卒区分の試験を受ける人は高校生ばかりではありません。
むしろ高校生は大学を目指す人が多いので、現役の高校生の数は少ないです。
では「裁判所試験高卒区分」を受ける人とは誰か?
それは1~2年みっちり公務員試験対策の勉強をした
専門学校生が多いです。
現役の高校生は
まともなやり方では勝負にならない
といえます。
ただし、まともなやり方だったらの話です。
私が提示する勉強法はハッキリいいますが、まともではありません。
一発逆転狙いの勉強法であることを承知のうえで参考にしていただければと思います。
勉強法① まずは土台から
素人がやみくもに勉強しても勝機はありません。
ここはプロの手を借ります。
私の場合は公務員試験の通信講座を受けました。
通信講座ではテキストによる効率的な勉強ができます。
また裁判所試験高卒区分は作文試験があります。
通信講座では作文の添削を、してもらえるので作文試験の対策は通信講座で十分だと思います。
過去、私が受講したのは「実務教育出版」という会社の通信講座です。
老舗であり現在は昔より講座内容が、かなり充実しています。
ただ、今現在、試験直前の夏期講習がないのが残念です。
現在、評判が良く対面による講座を実施しているのは「東京アカデミー」ではないかと個人的には思います。
理由として講座のスタイルが、オンラインか通学か、で選べる点は大きな利点だといえます。
私の体験から高校3年生の夏休み前までは通信スタイルで勉強していても
夏休みは対面による夏期講習を受講するべき
だと思います。
なぜなら、公務員(裁判所試験高卒区分)試験の勉強(以下「試験勉強」という)は、ともかく夏休みが勝負だからです‼️
高校生の平日は学校の授業、定期考査の勉強に時間がとられ、なかなか試験勉強に集中できないのが現実です。
なので夏休み中、ともかく集中して試験勉強に励むことが重要です。
対面で受ける夏期講習は勉強に集中する環境が整うので、まずは環境から入って
自分の中の「やる気スイッチ」を連打しましょう。
以上をふまえた上、いくつかの講座の資料請求をして内容や料金等を比較検討してから申し込むことを、お勧めします。
※講座によっては裁判所試験の専願コースを設けていますが、その場合対象は大卒区分です。なので「公務員試験講座(高卒程度)」で検索して資料請求してみてください。
勉強法その② 捨て科目を設定する
いきなりタブーをいってしまいました。
公務員試験の夏期講習では、捨て科目の設定は基本やってはいけないことと私は教わりました。
ですが、当時の私は裁判所の第1次試験科目の基礎能力試験(以下「筆記試験」という)を見た時に
知識分野と知能分野の出題割合
に注目したのです。
だいたい知能分野と知識分野の出題割合が
5.5:4.5くらい
だったのです。
ちなみに
知能分野は判断推理、数的推理といわれる分野
知識分野は学校で習う授業の分野です。
結果、危険な賭けではありますが、知識分野における暗記科目(歴史、地理等)早々に全部捨てました。
私の場合の捨て科目は暗記科目です。
ただし知識分野の中でも出題率の高い政治経済と汎用性の高い理系科目は捨てずに勉強を続けました。
※過去データからの統計による知識分野の出題率は公務員講座で説明があったので参考にしました。
勉強法その③ 知能分野に全集中
筆記試験は知能分野で勝負が決まる!
と直感した私は試しに過去問を解いてみました。
結果、惨敗。
まっったく歯が立ちませんでした。
そもそも判断推理?数的推理?学校でやったことない‼️
そう思ったのです。
この問題を解決してくれたのは夏休みに受けた公務員試験の夏期講習でした。
※当時、実務教育出版は夏休み期間に対面による講座を開催していました。
通信講座による独学の限界を公務員試験の夏期講習で解決できたのです。
対面による授業が大変わかりやすく、また授業後、講師の方に直接質問することにより、さらに理解を深めることができました。
対面による夏期講習がなかったら、絶対に受かっていなかったと思います。
勉強法その④ 統計をとる
これこそ、1番のタブーです。
夏休み中の勉強は夏期講習のおかげで充実してはいたのですが、途中やや中だるみしてきた時がありました。
その時、ひらめいたのです。
「そうだ!正答番号の統計をとろう」
…勉強に疲れてちょっと、どうかしていました。
過去5年分の過去問題の正答番号の最多は
2
でした。
そもそも多岐選択式(5択問題)なので偶然だったと思います。
が、そこで思い出したのです。
数々の資格試験や難関公務員試験を突破した親戚のお兄ちゃんのアドバイスを👨🏻🎓✨✨
「公務員試験の5択問題の正答番号はだいたい、2か4に集中する傾向がある。だから解らない問題にあたった時は、2か4どちらかにした方が良い。」
そこで実際に筆記試験の時、私は答えが解らなかった時は
2
に全賭けしました。
この答えは、親戚のお兄ちゃんのアドバイスと自分の統計を組み合わせた、当時の私の最適解だったのです。
結果は裁判所の第1次試験、奇跡の突破✨✨
第2次試験のことは過去記事で書きましたが、私を決して参考にせず受講した講座の指示にしたがってください。
ま と め
・公務員試験の通信講座を始める。
・夏休みは対面による夏期講習を受ける。
・多岐選択式(5択問題)の答えが解らない時の選択番号を1つに絞る。
私が筆記試験に受かったのは、運の要素が強かったと思います。
ただ初期の段階で捨て科目を決めたことは、自分に自信があったからです。
高校2年生の終わりまで大学進学のために、真面目に勉強してきた自負が私にはありました。
だからこそ、今まで自分が勉強してきた知識を信じて、最善の勉強に集中するという賭けができたのです。
そして「裁判所試験高卒区分」に最終合格という結果で賭けに勝ちました。
最後に
大学全入時代といわれる中、高卒で裁判所職員を勧めることが、良いかどうかはわかりませせん。
ただ、無理な奨学金を背負ってまで、大学進学をすることに私は疑問を感じています。
この記事を少しでも多くの方が読むことによって、情報が拡散され、高校生の進路の幅が広がっていくことを切に願います。
この文章を読むにあたって貴方の大切な時間をいただき、本当にありがとうございました。
2023.6.9 あいなつ