第ニ.五章(主要人物紹介):第48話「★深淵の黒色隊(ブラックアビス)★」
第二章まで、お読みいただきありがとうございます。
ヨウとヒマリ…それぞれの【新しい世界】が広がってきました。
”人物紹介があれば”という感想をいただきましたので、
現時点で判明しているチカラやデータなど、まとめたものを公開いたします。
”もっとこれを載せてほしい”や”抜かりor間違いがある”など
お気づきの点があれば、何でも教えていただけると嬉しいです。
★深淵の黒色隊(ブラックアビス)★
●ヨウ・オリーヴァー(14)所属:特色隊
容姿や性格:黒色で癖のある猫っ毛。猫舌。最近、自身を「俺」と呼ぶようになるなど、子どもと大人の中間地点をさまよっている。カッコいい大人になりたいが、子どもの面が抜けない時がある。特に好意を寄せているヒマリの前では、恥ずかしさで冷たい態度をとってしまうことが悩み。アオバのことを尊敬しているが、こちらも照れから素直に褒められずにいる。ノヴァンのことは照れずに慕っており「大先生」と呼ぶ。2人だけの特色隊に始めは戸惑ったが、今は居心地の良さを感じている。
生い立ちや現状:母親は幼い頃に亡くなっている。父親はリビ山で起こった7年前の【黒の誕生】で死亡。父親のCOLORS(カラーズ)は黄緑色で、OVER COLORS(オーバーカラーズ)は、ドラゴン。両親を亡くしているため、兄のアオバ・オリーヴァーと2人で、ミタ山で生活していた。【黒の再来】の当事者で…偶発的に”黒の悪魔”のチカラを発現させた。ブラックアビスに入った目的は、本物の”黒の悪魔”を倒して、ヒマリや世界を救うため。また、”黒の悪魔”のチカラで、自身の身体に入ったと考えられるアオバを人間に戻すため、真にチカラを使うことができる、本物の”黒の悪魔”に、直接質問したいとも考えている。
COLORS(カラーズ):限りなく薄い深紅(禁色)。右腕に集まる。
●アオバ・オリーヴァー(18)
容姿や性格:黒のサラサラ髪。猫舌。ヨウより頭1つ分以上背が高い。整った顔を持ち、ジャアナの街の女の子に人気がある。周囲には「よく出来た兄」と評されるなど、ヨウの兄として立派に振る舞っている。が、ヨウの前では途端に子どもの面が顔を出し、よくイジワルをする。ヨウのことを心から大切に思っている。
生い立ちや現状:ヨウの兄。両親がいないため、自身とヨウの生活のために、チカラを使った仕事で、収入を得ていた。人前で使っていたチカラ以外に、複数のチカラを持っている。しかし、【黒の再来】でブレイズと戦うまで、ヨウにすら、そのチカラを隠していた。”禁色”や”勅令放棄”など、カラーズの謎とされている部分を多く知っており、高難度の発現方法である”勅令放棄”も、すでに習得済みであった。【黒の再来】で、暴走したヨウを助けるために最後のチカラを振り絞った結果、自身の深緑色のカラーズと共に、ヨウの体内へと意識が融合した。以後、ヨウのオーバーとして、鳥の姿で現れる。
COLORS(カラーズ):深緑色。右腕に集まる。
OVER COLORS(オーバーカラーズ):ドラゴンのリュウマ
勅令「ーー分け与えよ」:生命を癒したり、成長を促したりする
勅令放棄:生命エネルギーを奪ったり、成長を遅らせたりする
●アザミ・シャルーノ(18)所属:寒色隊
容姿や性格:金のサラサラ髪。健康的な褐色の肌に、少し垂れた優しげな目元。アオバより少し背が高い。孤児院では”頼れるお兄さん”的なポジションだが、自由奔放なモモナには手を焼いている。が、何だかんだ甘やかしている部分もある。
生い立ちや現状:【黒の誕生】で家族を失い、孤児院で生活している。ヒマリの誕生日会に呼ばれており、結果【黒の再来】を、近くで目撃する。【黒の再来】後、倒れたヨウを1番に発見し、ブラックアビスに引き渡した。そのまま自身もブラックアビスの一員となる。隊長のサクヤとは同じ空気を感じ、表には出さないが、かなり懐いている。
●モモナ・ガッティ(13)所属:暖色隊
容姿や性格:明るいピンクの髪。ショートカット。天真爛漫で、年相応のリアクションや行動をとる。孤児院ではよくアザミに注意されるが、あまり気にしていない。むしろアザミに構ってあげているとすら思っている。
生い立ちや現状:アザミと同じく【黒の誕生】で家族を失い、孤児院へ。【黒の再来】を近くで目撃する。両親を殺した原因である”黒の悪魔”に強い復讐心を持ち、ブラックアビスに所属することを決めた。隊長のハナとはすぐに意気投合し、まるで姉妹のような関係になっている。2人が暴れると、周りは手がつけられず、それぞれの保護者(サクヤとアザミ)がいる寒色隊へ連絡がいく。
●ミチカ・ベリラルド(15)所属:サポート部隊
容姿や性格:赤みがかった茶色い髪。常に身なりをキレイに整え、お嬢様のような姿をしている。ただし性格は勝ち気で、特に好意を寄せているヨウには、照れてついキツイ言い方をしてしまう。普段は常識人で、よく周りを見ている。非・発現者。
生い立ちや現状:アザミやモモナと同じく【黒の誕生】で家族を失い、孤児院へ。【黒の再来】を近くで目撃する。チカラを持たないが、”サポート隊”という存在を知り、ヨウを助けるためにブラックアビスの一員となった。2ヶ月間、ノヴァンにシゴキにシゴカれるヨウの身の回りのサポートを全力で行った。3人でいる時間が長かったため、ヨウやノヴァンに対しては、高飛車ではなく、かなり打ち解けた態度をとる。
●タケト・ノヴァン(24)所属:特色隊【隊長】
容姿や性格:色素の薄い、白のような、銀のような髪。刈上がったサイド以外の部分は、基本無造作にハネてツンツンとしている。周りには”自信が服を着て歩いてる”と評されるほど、自信家に見えている。が、本人は納得がいっていない様子。ただし、自身が人より優れている面があるのは、冷静に理解している。常に陽気で、かなり子どもっぽい。最近では、一緒にいるヨウやミチカに諭されることが多くなってきた。
生い立ちや現状:家族関係などは不明。ブラックアビス”最強”を評されている。ヨウがブラックアビスに保護された際、「相手の身体に触れ、体内のカラーズを読み取ることができる”体質”」を活かして、ヨウが”黒の悪魔”のチカラを使ったのは一時的なもので、体内に”黒”の色素は残っていないと証言した。その他、「本物の”黒の悪魔”が生きている」、「レンは内通者である」など、どのように知り得ているのか不明だが、組織に有益な情報を多くもたらす。ブレイズの急襲にもいち早く気付き、周りに冷静に指示を出した後、1人で応戦した。
COLORS(カラーズ):??(複雑な、シャボン玉のような…?)。右腕に集まる。
OVER COLORS(オーバーカラーズ):ライオンのペアレ
勅令「ーー解き放て」:??(目に見えないチカラ。ブレイズには感知され、避けられた。)
勅令「ーー嘆き放て」:大型のペアレが発現し、長時間一緒に活動する
勅令「ーー射抜き放て」:ペアレの口から光のエネルギー(レーザー)が照射される
勅令放棄:自身そっくりな分身をつくりだす
●サクヤ・アルマス(21)所属:寒色隊【隊長】
容姿や性格:青みがかった長めの黒髪でサラサラ。女性のような華奢な体格。黒縁の眼鏡をかけている。ブラックアビスの3隊長の中で最も歳下だが、1番大人っぽい。他の隊長2人に振り回される苦労人。かつ常識人であるため、隊員に向けての話や集会は、サクヤが仕切ることが多い。色々と細かいところがあり、オカン気質である。
生い立ちや現状:家族関係などは不明。【黒の再来】の際、ノヴァンと共に現場近くにいた。ヨウがブラックアビスに保護された際には、丁寧に現状を説明し、ヨウを何度も励ました。”転送”というチカラを使い、人を別の場所に移すことができる。また、”転送箇所”を事前に設定することもできる。
●ハナ・グローリア(22)所属:暖色隊【隊長】
容姿や性格:ピンクの髪。黒の隊服を、独自に着こなす(はだけた胸元や、短いスカート)。お酒が大好きで、基本飲酒状態である。テンションが常に高いのは、お酒のせいか元々か、誰にも分からない(飲んでいない時がないから)。よく二日酔いで苦しんでいるが、短時間でケロッと良くなる。誰に対しても別け隔てなく接するため、3隊長の中で最も一般隊員と仲が良い。
生い立ちや現状:家族関係などは不明。モモナとすぐに意気投合し、妹のように可愛がる。