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授乳期『混合栄養』に誇りを持っています。
我が家では、授乳期の栄養を『混合』で行ってました。
この『混合』のほかに、「完母」と「完ミ」があるのですが、
これらの言葉、いずれも本当の意味を理解できたのは、
出産したあとのことでした。
出産前にありとあらゆる両親学級に参加して、
事前知識は得ましたし、それぞれの言葉の意味も理解していましたが、
本当の意味で、自分がどれにあたるのか、
まではわかりようもなく、産んでから右往左往しました。
というのも、
自分が母乳が出る方なのか。
子どもが母乳とミルクどちらを好むのか。
そして、子どもの体格がどの程度で食欲はどんな感じか。
それらが相まって、上記の3パターンから1パターンを選択するわけでして。
「完母」は、完全母乳の略で、授乳を全て母乳で行うこと。
「完ミ」は、完全ミルクの略で、粉ミルクで栄養を与えること。
「混合」は、混合栄養のことで、母乳とミルクをいい感じ合わせ技にすること。
それぞれに善悪はありませんが、それぞれにメリットがあるので、
子どもが必要な分の栄養を摂取できて、適切に体重が増えていれば、
わたしは問題ないと思っています。
とはいえ、
自分がそれを選択するべきタイミングでは、
あまりにも知識がなさ過ぎて、
母子同室2日目に缶詰め状態にされ、5時間ほどねばりましたが、
母乳が出てるんだか、出てないんだか、
なんか飲ませられた気がする、と思って子どもがうとうとした頃には、
すぐに3時間が経過して、またあげなきゃいけなくて、
『おや?わたしはいつ寝たらいいのだ?』と、ワケがわからなくなったものです。
その夜に、「ミルクの作り方教えてください」と申し出ない限り、
缶詰めにされっぱなしだったかと思うと、ぞっとしますが、
お産って、病気ではないので、結構そういう感じの扱いも少なくないと思います。
結局、わが子は3705gで生まれたビッグ目だったので、
2日目あたりのまだ出が悪い母乳では全く足りていなかったことがわかり、
ここから「混合栄養」を始めました。
とはいえ、出る分は母乳を飲んでもらうにこしたことはないので、
母乳の開通を促しつつ、ミルクは用意して、
十分に栄養摂取できることを優先しました。
ちなみに、出産時のことも書いていますので、
よろしければどうぞ↓
出産してから、子どもを連れて自宅に戻るまで、
入院10日間+産後ケアセンター2日間ありましたが、
ほぼすべての時間を開通作業に充てました。
でも、
なぜだか、
うまく吸ってもらえず・・・。
相当心折れました。
出産直後の母のメンタルは、ホルモンバランスがガラリと変わるので、
通常の判断や受け止め方ができなくなることが多く、
かくいうわたしも、特に授乳がうまくいかない時に、
ドーンと落ち込んでしまうことが多く、なかなかにしんどい2週間弱となりました。
だって、目の前の守るべき命に、母乳をあげたい一心なのに、
差し出すとギャーンと泣かれる、
なんなら、ペイッ!とされる、
ミルクを入れた哺乳瓶ならグビグビ飲む・・・。
今思えば、愛しい時間なのですが、その時の自分にとっては、
それだけが存在意義のように感じてしまっていたので、
病院でも産後ケアセンターでも、いろいろなアドバイスはありがたかったものの、
結局どれもわたしと子どもにはフィットする方法はなかったので、
「もう完ミでもいい!」くらいの気持ちで自宅に戻りました。
いざ自宅に戻ると、
まだ子どもに触れ合えていない夫が待ち構えて
病院や産後ケアセンターで教わった知識などを伝えつつ育児を開始しましたが、
出産が予定日よりも1週間近く遅れたこともあり、
仕事を休み続けるわけにもいかず(自営なので自主的に休むしか無いのです)
ワンオペを混ぜながら、なんとか二人で育児をできる時間を取るように心がけました。
このあたりからすでに我が家のツーオペ育児のスタイルは確立しつつありました。
それこそが「混合栄養」の恩恵です。
ツーオペ育児を推奨したい!についてもこちらに書いてますので、
よろしければどうぞ。
乳児の頃の赤ちゃんは、一旦泣き出すとどうにも収拾つかぬ!どうしたものか!
ってなることが多く発生します。
そして、頻回授乳の時期でもあるので、3時間に1度のペースで栄養を与える必要があります。
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これが、乳頭混乱を起こしている息子と二人きりの時に3時間に一度ミッション発生となると、なかなかのプレッシャーになるわけです。
正直、自宅に戻ってから数日は、夕方頃に毎日泣いてました。息子だけでなく、わたしがね。笑
だって、母親にしかできない筈の重要ミッションの授乳がうまくいかないんです。
それって存在意義あるんか?ダメな母親なのでは?と思えてくるのです。
出産前に両親学級に行きまくったことで、
夫が産後クライシスへの知識を持てていたので、
「最近毎日泣いてるよ?コレがアレなんじゃない?」と言われて、
初めて気づきました。たしかに、コレがアレだーーー!と気が楽になりました。
ほどなくして近所の桶谷式助産院へ駆け込み、3回ほど通って無事に解決。
息子の乳頭混乱を克服することができました。
そして、
このあたりから、混合栄養のありがたさを強く感じられるようになりました。
息子泣き出す →
母が母乳あげる = 並行して父がミルクを作る
→母が母乳あげ終えたら父がミルクをあげる
このミルクを作るの時間を確保できるようになると、
息子を泣かせたままにしてしまう時間を少しでも短縮できるので、
気持ちに余裕を持てるようになります。
もちろん母が一人の時は、母乳をあげる前に予知してミルクをつくっておく機転は必要。
でも、状況が一変していきました。
あと、もうひとつ重要な誇りポイントとして、
母の孤独な育児が解放される、ところです。
わが家では、ミルクの調乳と飲ませるのは夫がいる日は夫の役割にしていました。
そうすることで、
夫の参加意識がグッと上がるし、
夫があげてくれている間だけでも母がフリーになるので、
日誌をつけたり、ほのぼの風景を写真撮ったり、母のごはんを食べたりと、余裕を持つことができて、
その瞬間に心から夫に感謝もできるし、ようやく育児楽しいかも?やっぱ子どもって可愛い!って思えたりしました。
そうそう、夜間授乳の時間も混合栄養に随分と助けられました。
息子の泣きに気づいた方が湯を沸かすスイッチを入れる→母が母乳をあげる→その間に父がミルクを作る→母が母乳をあげ終えたら父がミルクをあげる、という具合に。
夫からも、母乳をあげてくれる時間がちゃんととれることで、慌てずにミルクを作りやすくなった!と好評でした。
今は授乳期を卒業して、離乳食をモリモリ食べるまで成長しました。
こちらも、わが家なりの分担で乗り越えているので、そのことはまた別の機会に。
授乳期の混合栄養について書いてきました。
この頃の育児をどう乗り切ったかが、
その後の育児を進めていく基盤になっていると感じているので、
少々長くなりましたが、書けてよかったです。
ではでは、また。
ここまで読んでくださりありがとうございました(^^