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~これからの働き方・生き方に迷うアラフィフ女性へ〜vol.2(最初の一歩!)

「これだ!」と感じて第三の場所へ

私は、”自分らしく生きたい”、そのためには何ができるのだろうと自問自答し始めた頃、何かを吸収したくて、ほっとできる場を持ちたくて、約3年程前(2019年)から、第三の場所※を作り始めました。
(※「第三の場所(サードプレイス)」は家庭とも職場とも違う人々が気軽に集うことができる場所のことを指します。)

私は、趣味らしい趣味もなく、会社と家を往復する毎日を約30年近く続けてきました。
仕事場は家から車で40~50分ぐらいのところにあり、毎日夜遅くまでの残業で、いつも時間に追われて、気持ちもいっぱいいっぱいでした。
車通勤ということもあり、職場の同僚との飲み会や友達との食事会なども年に2~3回程しかなく、子供が生まれてから約27年間友達と泊まりの旅行さえもしたことがなく、家族以外の人と接する機会がとても少なかったと思います。
今振り返ると自分で狭めていた世界にいたのだな~と思います。

50歳を過ぎ子供が手を離れた頃でもあったのでこれからどのように生きて行こうかと漠然と考えていたときに、「もっと『楽しく!』しごとをしよう。」をテーマにしている“特定非営利団体”を見つけて、会員として加入しました。

団体では、自分が業務で抱えている課題のヒントが惜しげもなく、丁寧にかかれてあり、「これだ!」と感じて、メルマガを登録し、コーチングを申し込み、色々とお話していく中でメンバーとなったのです。

きっかけは子供の独立や、業務の内容で悩んでいたヒントをつかむためでもありましたが、この第三の場所は、会社や家族以外の人達と出会い、ひとつのテーマ(『楽しく!』しごとをしよう)を通して、色々な話をする貴重な場所となったのです。

この後、新型コロナウィルスが流行しはじめたのですが、定期的にオンラインで繋がることができていたので、急なオンライン生活になってもあまり慌てることもなく、全国各地の人達とオンラインで繋がり、話をすることができました。
こうして私が、第三の場所を作ったことが、人生を折り返し、漠然とした不安を抱えていた時に、最初に行動したことでした。当時は、あまり自覚はなかったのですが これが“コンフォートゾーン”※を超えるはじまりだったのかもしれません。

これをきっかけに、この後第三の場に3つほど入らせて頂くこととなります。ここがのちにキャリアコンサルタントとしての副業先となります。
(※コンフォートゾーンとは、快適で落ち着いた精神状態でいられる領域。自分に馴染みがあって、心地よく感じられる空間)

越境学習による”ゆらぎ”

自ら慣れ親しんだ環境から、違う環境へ飛び込むことは、勇気のいることでしたが、越境学習※による“揺らぎ”が起こりました。
(※越境学習とは、普段勤務している会社や職場を離れ、まったく異なる環境に身を置き働く体験をすることから新たな視点などを得る学びのことです。)

この揺らぎを体験し、今まであたりまえに過ごしてきた仕事の環境は、残業も多く、人間関係も色々ありましたが、恵まれていたことに気づきました。それは小さな世界ではありますが、自分のやりたいように自由にやらせて頂いていたからです。

ただ、その中でも、自分がやってみたいと思う学びを継続的に続けてこれたのも、この環境のおかげであると感じています。
どんな状況でも振り返った時に、小さな世界にしかいなかったと捉えるよりも、自由にやらせてもらえた環境にいれたと意味づけすることができるととても前向きな気持ちになりました。

最初の一歩へ

こうして、私が自分らしくありたいと願ったときに、第三の場を持てたことで、自分を受け止め受け入れてくれる人達と出会い、安心して活動ができる拠点を得ることができことは、最初の一歩だったと思います。
この"ちょうどいい距離感"で、お互いのありたい姿にむけて、関わりをもつ温かさはとても心地が良く、そして自分と同じように自分らしくあるために何がしたいのか、何ができるのかと思う人達といることで自分だけが迷っているのではないという安心感とそれぞれが模索しながらも頑張っている姿をみて勇気をもらいました。
そして、この行動が、自分らしい何かを見つけることへと繋がっていったのだと感じます。



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