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前言撤回!?~大学4年生、就活をせず、卒業後について考える③

タイトル通り、前言撤回!?をします。

そのために、まだ私の「前言」がわからない方はこちらをご覧ください。


私が就活をしなかった理由は、色々あるけれど、

ここで本音を言ってしまえば、
「私の今までの人生が恵まれすぎている」ということの潜在的な自覚が
私を“普通”じゃない選択肢に駆り立てるのに十分に作用したのだ、
と思う。


小さいころから、周囲の人に恵まれて愛情をかけて育ててもらった。
何をしても家族や周りの人が認めてくれていた。
勉強もできた方なので、ずっといい成績だった。
そのため、高校も中学時代の成績を重視した入試方法で早めに合格が決まった。
高校時代は大変な思いもして、苦しんだ時が半分。
残りの半分は結構楽しみつつ、勉強して、志望校のAO入試で合格。
バイトの面接でも落ちたことがない。


今までの人生の節目節目で、
大きな挫折を味わったことはなかった。
(もちろん、それなりの努力はしてきたから楽して手に入れたわけではないけれど。)
きっとこのまま「就活」をしても、第一志望か、ある程度希望の通った企業に就職して、
スムーズに人生の駒を進めていく気がした。


そんな私の人生に私は危機感を持った。


私の人生に面白みがない。


私自身が、学歴とか、社会的地位とか、
そういうものにもはや飽き飽きしていて、
「△△大学卒で、〇〇企業に勤めています」って言えば、それだけで評価される人生はやめようと思った。


なのであれば、やはり自分から恵まれている環境を飛び出すしかない、と思った。


ここまでが、前言撤回の序章です。



「前言」では、今働いている職場から来年度も続けない?という誘いのような質問があり、私はきっと「辞めます」と答えるだろうと書いた。
そして、今回私は「やっぱり続けよう」という気持ちになっている。


知り合いの人と話している時に、職場から声をかけてもらった話をした。


「職場から来年度も続けないか的なことを言われて、私は断るつもりでいるんですよね~。
私の人生ってすごく恵まれて来ていて、本当に幸せだなって思います。私は今後の人生でこの恵まれてきた理由や幸せであることの役割を見つけたいんですよ」


そうしたら、その人は言った。


「あなたは自分が恵まれている、幸せだって言ったね。
じゃあ、今のその恵まれている環境や幸せな環境から出たら?そんな生ぬるいところにいるんじゃなくて、そっから出た方がいいよ。
そのためにもお金がいるから、その仕事続けたらいいじゃん」


ものすごい衝撃。


そうです。
私は就活していなくて、不安だと嘆きながらも
実家で暮らしている。
実家暮らしが悪いのではなく、実家という安心した場所で将来が不安だと語っているのは、甘い、と気づかされた。
親も私がどう生きようと「なんとかなるでしょう」という感じで、
就職先が決まっていなくても、何かしらの仕事をするつもりでいる私の私らしさを応援してくれている。
それの何が不安なのか、ということを突き付けられた。


「あなたは本当に恵まれている。
そしてそれを自覚しているなら、あえて恵まれていない環境に行った方がいい。
今のまま一人暮らししたら、たぶんお金に困るでしょ。
困ったらいいんだよ。そういう今まで体験したことがない環境を体験するべきだと思うよ」


本当にその通りだな、と。


でも、「前言」で私はカッコよく「辞めます」というだろうと宣言してしまった部分があったので、
すぐに受け入れることは難しかった。
「やっぱり、続けます」ってカッコ悪いじゃん。
なら、前回の記事書かない方がよかったよね、ダサすぎ。


そんな気持ちと戦いながらも、
自分に今一番大切なのはやはり「今の環境を手放す」ことだと思った
だから、進路が決まっていないという「自由」とどう対峙するか、という事よりも、
今の自分の環境から出ていくという選択がいい気がして。 


という事で、今日は一日物件探しした。
間取りを見るのが好きなので、もう夢中になって楽しくなって、
卒論が全く進まないという由々しき事態。




一人暮らしをしていくためには、お金が必要なので今の仕事は続けることに傾き始めているわけです。
きっと、「来年度も続けます」って答えることになる。
いや、でもまた前言撤回を前言撤回する可能性はまだまだある。


華麗なる宣言を撤回するのは、けっこう恥ずかしいから、
本当にどうするかを決めてから、またカッコよく決断した経緯を書こうか、とも思ったのだけれど、
人がリアルに悩んで、影響されて、変わっていく姿って面白いかなと思って。
卒論執筆の時間を削って前言撤回してみた。


迷って、ブレて、転んで、変わって、
ブレて、変わって、迷って、転んで、
人はそうやって生きていくし、そういう生き方はきっと楽しいぞ!と
言い聞かせて、
また二転三転していくであろう私の人生に、
どうぞお付き合いください。

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