第10話: 大学卒業証明と無犯罪証明書のアポスティーユ手続き方法
私のビザ申請には、日本の無犯罪証明書と大学の学位証明書の提出が求められました。これらの書類の認証手続きに関して、駐日チェコ共和国大使館から非常に分かりやすい説明をいただいたので、こちらで共有します。
アポスティーユ手続き
私立学校の卒業証明書や学位証明書の認証手続きには、以下の2つの方法がありますが、駐日チェコ大使館は、以下の方法を推奨しています:
外務省の公印確認を取る(日本の外務省が私立学校の印を認証する)
チェコ大使館で領事認証を行う(チェコ大使館が日本の外務省の印を認証する)
外務省の公印確認を得た文書に対して、チェコ大使館で領事認証を受けることができますが、この手続きは郵送で受け付けていません。代理人でも良いので、文書と手数料を持ってチェコ大使館に直接行く必要があります。その際、パスポートのデータ面のコピーも必要です。また、来館前に必ず予約が必要で、予約手続きはこちらから行えます。
もう一つの方法としては、
公証役場で「これは私立学校の出した書類で間違いない」という宣言書に署名し、公証人がその署名を認証する
法務局が公証人の署名を認証する
外務省が法務局あるいは公証人の印に対してアポスティーユ認証を付ける
という手順があります。しかし、この方法では「私立学校が発行した書類である」という個人の宣言に基づくため、根拠が弱いとされています。
日本大学の学位証明書
申請には英語版を使用しました。チェコ側では英語版しか必要ないからです。何語でアポスティーユ取るかは事前に確認ください。
日本の無犯罪証明書の取得
日本の無犯罪証明書は、私の場合奈良で申請しましたが、皆さんは居住エリアの警察署に問い合わせてください。申請に必要な書類は、住民登録の有無によって異なります。
日本に住民登録がある場合、次の書類が必要です:
パスポート(有効期限内、コピー不可)
氏名や住所登録地を確認できる書類のいずれか1点
住民票(発行から6か月以内のもの)
運転免許証
マイナンバーカード(通知カードは不可)
在留カード、特別永住者証明書、または外国人登録証
証明書の発給が必要な事実を確認できる書類
例えば、大使館等からの要求文書、ビザの申請書、出張命令書、雇用契約書、採用通知書、入学許可書など
これらの書類は電子データではなく、必ず印刷したものを用意してください。奈良県警察の詳しい情報はこちらで確認できます。
次回は、実際の申請に関してお話します。お楽しみに!
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