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第11話: 最新のチェコ移民法改正によるビザ申請簡素化!
通常、ブルーカード申請には、前回お話しした無犯罪証明書(PCC)や卒業証書が必要でしたが、最近の法改正により状況が大きく変わりました。
1. 予期せぬ変更: 法改正のお知らせ
ある日、私のビザ申請をサポートしてくれている会社から突然連絡がありました。内容は、最新の移民法改正により、チェコ共和国でブルーカードを申請する際に、無犯罪証明書や卒業証書が不要になったというものでした。この知らせには驚きましたが、早速新しい手続きを確認しました。
2. 新しい申請手続き
最新のシナリオでは、ブルーカード申請に必要な書類は以下の3点に絞られています:
署名済みの雇用契約書
パスポートサイズの写真
プラハでの宿泊先の確認書
この簡略化された手続きにより、必要書類を揃える手間が大幅に減りました。Labour contract(労働契約書)とWage statement(賃金証明書)が揃い次第、私はすぐに申請日の予約をしました。
3. 最新の移民法改正の概要
チェコ政府は、2024年6月5日に最新の移民法改正を承認しました。この改正により、2024年7月1日以降、日本国籍を含む一部の国の国民が、チェコの労働市場に自由にアクセスできるようになります。この法改正に伴い、ブルーカードの申請手続きも以下のように変更されました:
シェンゲンビザ(短期): チェコ共和国労働局が発行する労働許可証の提出が不要になりました。
就労カード: 労働局が発行した空き番号(求人番号)や労働許可証の提出が不要となりました。
ブルーカード: 空き番号(求人番号)の提示は引き続き必要ですが、それ以外の書類が大幅に簡略化されました。
企業内転勤(ICT)カード: 以前と変更はありません。
4. チェコでのブルーカード申請へ
ついに申請日が決まりました。2024年8月8日の午前9時、チェコ共和国の首都プラハでの申請手続きを行うことが確定しました。
チェコへの出発
申請日が決まったので、前日からチェコへ向かう準備をしました。今回はWizzairを利用してプラハへ向かいました。この航空会社は、毎日運航があり、当初の予定では夜9時頃に到着する便を予約していました。しかし、予定外のことが起こりました。
バルセロナからの飛行機が遅延していたため、プラハ到着は予定より大幅に遅れ、午前1時になってしまいました。長旅で疲れ切っていた私は、空港近くのホテルへ急いで向かいました。
申請日当日の朝
翌朝、申請場所へ向かうための準備を整え、ホテルを出発しました。ホテルから申請場所までの移動手段として、バスを利用しました。申請場所はプラハ6区にある内務省(Ministry of Interior)で、Žukovského 888/2に位置しています。この場所はDeltaビルディングと呼ばれ、公共交通機関でのアクセスも便利です。申請場所までの移動はバスでおよそ15分ほどでした。バスには午前8時ごろに乗り、予定通り申請場所に到着しました。
次回は、実際の申請日の状況や、チェコでのアパート探しについてお話しします。新しい国での生活をスタートするための準備が進んでいく様子を、ぜひお楽しみにしてください。