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画像生成AIで最適な縦横比は? - 最適な構図を見つけよう
はじめに
こんにちは、きまま / Easygoing です。
今回は、画像生成AIを使う上で大切な縦横比について見ていきたいと思います。
縦横比は単純なようですが、実は奥が深いです。この記事で一緒に探求していきましょう!
お題:小麦畑で魔法をかける女性
今回のお題は 小麦畑 です。
中世ヨーロッパ風のファンタジー世界
黄金色に輝く豊かな小麦畑
実りの祝福の魔法をかける魔法使いの女性
この情景を様々な縦横比で表現して、それぞれの特徴を探っていきます。
それでは早速いってみます!
正方形:意外な魅力
まずは正方形です。
正方形は縦と横が同じ長さです。正方形の良いところは、風景と人物の両方をバランス良く表現できることです。


正方形は一見すると安定した構図に見えるかもしれませんが、実はそうではありません。
正方形には長辺がないため、どこか落ち着かない感じになります。正方形の絵があると、何となく物足りなさで早く続きを見たくなります。
文章の流れの中で正方形の絵を使うと、テンポよく文章を読み進めることができます。
横長:風景描写の王様
横長は安定した構図です。段ボールを床に置くときは、縦置きより横置きのほうが安定します。
横長はたくさんの情報を盛り込めるので、特に風景の描写に向いています。
広大な小麦畑とその上に広がる青空を一緒に表現したいときは、横長が最適です。
横長の種類いろいろ
横長には様々な比率があって、それぞれ特徴があります。
4:3 昔のテレビやパソコンのモニター
7:5 白銀比 A4 や B5 などの印刷物、日本の襖絵や屏風絵、浮世絵など
8:5 黄金比 古代ギリシャ以来、西洋の絵画や建築でよく使われている
16:9 現在主流のワイドモニター、映画やYouTube動画でもおなじみ
19:10 note のサムネイル画像
4:3
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7:5
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8:5

16:9

19:10

西洋の黄金比
縦横比の中でも、最初に注目したいのが黄金比です。
黄金比は古くから知られている比率で、古代ギリシャ時代から西洋の建築や絵画で広く使われています。
黄金比の長方形から正方形を切り取ると、再び黄金比の長方形が現れるという特徴があり、安定した構図を作ることができます。
参考:サク さんの記事
日本の白銀比
それに対して、日本では古くから白銀比が使われてきました。
白銀比は黄金比より正方形に近い形で、こちらも数学的に安定した比率です。
白銀比は日本建築や有名な絵画にもよく使われています。
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白銀比は半分に切った時に比率が維持される 特徴があり、A4 や B5 をはじめとした印刷物で使われていて、私達の普段の生活に欠かせない比率になっています。
黄金比と白銀比の式
黄金比と白銀比を数式で表すとこのようになります。
黄金比 = (1 + √5) / 2
白銀比 = √2
両方とも 数学的にきれいな比率 ということですね。
テレビとワイドモニター
そのほかの縦横比について見てみます。
1920年代にテレビが登場してから、モニターの縦横比は4:3 が主流でした。
2000年代に入ると 16:9 のワイドモニターが登場して、表示できる情報が多いので急速に普及しました。
2010年代には 21:9 のウルトラワイドモニターも登場し、このまま横長の時代が続くかと思われましたが、今度はスマートフォンの普及によって縦長の時代に変わります。
縦長:スマホ時代の主役
縦長の構図は、スマートフォンの発達とともに広まりました。
縦長の絵はスマートフォンの画面にフィットして、小さな画面でも全体を見ることができます。
5:7 縦の白銀比
2:3 計算がしやすく、使いやすい比率
5:8 縦の黄金比
5:7
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2:3

5:8
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縦長は人物描写に優れる
縦長は、人物を大きく表現できる構図です。
今回のお題の魔女さんは、縦長の構図だと顔から体幹までしっかり収めて描写できています。
白銀比や黄金比は、縦長の構図でも安定しています。
2:3 は白銀比と黄金比の中間で、計算も簡単なので手軽に画像生成AIを使う時に便利です。
参考:グラフも縦置きが見やすい時代
スマートフォンの普及で、グラフの見方も変わっています。
以前のwebサイトでは、パソコンの表示に合わせて横長のグラフを使うのが一般的でした。
横長のグラフはパソコンの画面では見やすい一方で、スマートフォンでは幅が狭いので表示が小さくなってしまい、特に細かい文字が見づらくなります。
私のブログの記事から、横長と縦長のそれぞれのグラフを引用して比較してみます。
横長
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縦長
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同じグラフでも、縦長のグラフは画面にフィットして表示されるため、スマホでは見やすくなります。
今はスマホのユーザーが多い
最近1年の、世界のスマホとPCとタブレットのシェアを比較してみます。
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最近では、PCよりもスマホのユーザーの方が多いので、縦長の構図にすることはユーザーの使いやすさの点からも理にかなっています。
まとめ:いろいろな縦横比を使ってみよう!
主な縦横比について紹介しました。
縦長と横長、黄金比と白銀比にはそれぞれ特徴があり、描きたいものや表現したいことに合わせて、いろいろ使い分けてみるのが良いと思います。
今回調べてみて、私は白銀比がバランスが良いと感じたので、これから白銀比をなるべく多く使ってみようと思います。
みなさんも、お気に入りの比率でAIアートを生成してみてはいかがでしょうか?
最後までお読み頂きありがとうございます!
参考図書
名画から学ぶ 写真の見方・撮り方 東京カメラ部 2022年10月