【EasyForge】 とっても簡単! ComfyUI を1クリックで導入する方法
はじめに
こんにちは、きまま / Easygoing です。
今回は誰でも手軽に画像を生成できるツール、EasyForge + ComfyUI を紹介します。
これ使えば、高品質の画像を簡単に作ることができます!
EasyForge + ComfyUI って何?
EasyForge + ComfyUI は、Zuntan さんが公開されている、誰でも簡単に画像生成ができるツールです。
1クリックで手軽に導入することができて、最新の Flux.1 にも対応しているので、高品質の画像を作ることができます!
EsayForge は前にあったよね?
EasyForge については、以前に紹介記事を書きました。
2024.9.14 にアップデートがあり、1クリックで ConfyUI をインストールできる機能が追加されたので、今日はそれについて紹介します。
ComfyUI って何?
ComfyUI はとてもカスタマイズ性の高い AI生成ツールです。
ComfyUI では、さまざまな工程を思い通りに自動化できるほか、大規模言語モデルを組み合わせて 簡単な日本語からプロンプトを自動生成 することもできます。
Forge と ComfyUI のどっちを使えばいいの?
初めてなら、まず EasyForge に入っている ComfyUI を使ってみましょう。日本語で一つの単語を入れるだけで、高品質な画像を生成できます。
少し慣れたら Forge でたくさんイラストを生成してみて、さらにこだわりが出てきたら ComfyUI に戻れば良いと思います。
実際の手順
それでは実際の導入方法を紹介します。
以前の記事と重複する部分もありますが、今回の記事だけ見て導入を完結できるように手順を最初から記載します。
インストールに必要な空き容量
インストールに必要な空き容量は 45GB 程度です。
EasyForge + ComfyUI の導入方法
EasyForgeInstaller.bat のダウンロード
まず、こちらの Zuntan03 さんのページにアクセスします。
下にスクロールして説明文をよく読んで、EasyForgeInstaller.bat のリンクをクリックします。
コードが書いてあるページが表示されるので、右クリック → 名前をつけて保存 を選びます。
この時、拡張子を .bat で保存 します。
拡張子の編集がうまくいかないときは、エクスプローラ → 表示 → ファイル名拡張子を選ぶと表示できるので、自分で .bat に書き換えてください。
EasyForgeInstaller.bat の実行
次に EasyForgeInstaller.bat をインストールしたいフォルダに配置します。
推奨では Cドライブ直下に「EasyForge」というフォルダを作成します。
準備ができたら EasyForgeInstaller.bat を実行します。
「Windows によって PC が保護されました」と表示される場合があるので、「詳細情報」を押して実行します。
ダウンロードが自動で始まります。
ComfyUI.bat の実行
ダウンロードが終了すると、次のようなファイルが作成されます。
今度は ComfyUI.bat を実行すると、再びダウンロードが始まります。
ダウンロードが終了すると、もう ComfyUI が立ち上がります!
workflow を ドラッグ&ドロップ
次に、ComfyUI-Workflow フォルダの中にある「01-日本語LLMでFlux.json」を、ComfyUI の画面にドラッグ&ドロップ します。
すると画面のようなワークフローが表示されます。
日本語で入力して生成!
赤枠の部分に日本語で描きたいものを記入して、右上の Queue Prompt を押します。
これで画像が生成されます!
速く生成するには?
PCの性能にもよりますが、生成にはそこそこ時間がかかります。
生成を速くしたい場合は、Readme に書いてある通りアップスケール処理をスキップすれば高速化します。
生成した画像は、EasyForge\outputs\txt2img-images\ComfyUI のフォルダに保存されています。
Stability Matrix とどっちが分かりやすい?
EasyForge の他に、手軽に Forge と ComfyUI をインストールする方法として Stability Matrix を使う方法があります。
Stability Matrix は LykosAI によるオープンソースプロジェクトで開発されていて、UI がとても見やすいのが特徴です。
Forge や ComfyUI はもちろん、それ以外のパッケージも Stability Matrix を通して導入することができて、モデルも共用で使えます。
ここでは、EasyForge + ComfyUI と Stability Matrix を比べてみます。
簡単なのは EasyForge + ComfyUI
まず、導入が簡単なのは EasyForge + ComfyUI です。操作が全く初めてでも、2回 bat ファイルを実行するだけで ComfyUI が立ち上がります。
ComfyUI は使い方に慣れるのが大変なのですが、EasyForge + ComfyUI にはデフォルトで日本語で使えるワークフローがついていて、すぐに使える点も優れています。
画質も EasyForge + ComfyUI
もう一つメリットとして、EasyForge + ComfyUI には flux_tool が搭載されています。
この中で、gguf 変換機能は特に必須の機能 です。
FP16 形式 → GGUF 形式の変換方法を解説した GJL さんの記事
Flux.1 のモデルは容量が大きいので、使うときは自分の PC の GPU と RAM の性能に合ったモデルの選択が鍵になります。
flux_tool を使えば任意の容量の gguf 形式を作成できる ので、自分の環境に合った速度と画質の最適なバランスを選ぶことができます。
仕事で使うなら Stabiity Matrix
一方で、Stability Matrix は UI が優れています。
Forge や ComfyUI といったパッケージも画面からクリックするだけで起動できますし、モデルも画像で表示されるのでとても見やすいです。
EasyForge + ComfyUI は、インストールした人はどこに何があるか把握していますが、ほかの人にはよく分かりません。
Stability Matrix は視覚的にモデルの管理もしやすいため、職場のPCなどで複数の人で利用する場合は Stability Matrix の方が良いと思います。
ただしその場合でも、先に紹介した flux_tool は別途導入する のをオススメします。
まとめ
EasyForge + ComfyUI は導入が簡単
まずは日本語で画像生成を楽しむ
慣れたらもっと Forge と ComfyUI を使ってみる
最後までお読みいただきありがとうございます!
おまけ
採用にならなかった画像集
使用モデル:flux1-dev.safetensors(FP16)
プロンプト
更新履歴
2024.10.12
EasyForge と Stability Matrix のモデル共有の方法に誤りがあったので、該当部分を削除しました