ジブリ作品は観るたびに違う感想が生まれてすごい
岡田斗司夫さんのYoutubeチャンネルを観ていたら、On Your Markを映画館でやることを知った。
それほどジブリに詳しいわけではないが、
子どもの頃には当たり前のように過去のジブリ作品を金曜ロードショーで観て、
新作は劇場に観に行っていた。
もののけ姫、千と千尋の神隠し、、、懐かしい。
On Your Markの存在は最近知って、
7分の名作なんだと気になっていたところ、
耳をすませばと同時上映をすると。
思春期の頃に耳をすませばを観て、
天沢聖司くんに胸をときめかせまくっていたのは黒歴史。
中年になった今、何も感じないだろうと思いつつ、同時上映だし劇場で観るのも一興かなと考えた。
シアタス調布は遠かった。
ルーティンでバターしょうゆ味のポップコーンと氷なしコーラを買う。
ウェットティッシュをセッティングして着席。
On Your Markに圧倒された後、耳をすませばへ。
...
...
...
え、あれっ、おもしろいじゃないか。
なんなら胸に込み上げてくるものすらあった。
予想通り、雫と聖司くんの恋には心が少しも動かず。
ぎこちなく突然名前を呼び捨てにする、告るどころかプロポーズする、賢くて清潔感あふれる外見でバイオリンを弾く。
垂涎もの設定だが、物語として静かに見つめる中年。
不思議なことに、雫の焦りや不器用さにたまらなく惹きつけられてしまった。
昔の私なら、むやみやたらと家族と衝突する姿にイラついたり、勉強と執筆を両立できないことをバカにしたりしたかもしれない。
が、しかし、今回は違った。
焦りを感じるのは周りを尊敬しているからだし、
家族に言えないほど自信が持てないことなのに、
勉強を捨ててまで頑張りたいことがあるわけで。
私はこういう思春期を過ごしていないからうらやましかったし、
中年でも似たような経験をしているから妙に共感した。
ひょーーーーー駿さんてすごいなぁ。
中年の心をも動かしてしまうのね。
もしかして5年後とかに観ると、また違う感想を持つのではなかろうか。
そんなことを思い、ジブリ作品の映画館上映やテレビ放映を願うことにした。
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