【ChatGPT初心者向け】指示のコツ - 特定の単語やフレーズを複数回繰り返す
今回もコーネル大学が発表した、生成AIの精度を上げるプロンプトの原則26点の中から一つご紹介します。
例によって、後々見返した際に記事タイトルを見ただけでも内容を判断できるように、一つずつ紹介していきます。
コーネル大学の論文はこちら
https://browse.arxiv.org/html/2312.16171v1
論文の内容を翻訳してもらうと、次のように記載されていました。
プロンプト内で特定の単語やフレーズを複数回繰り返す。
これは例を見てもらうのが分かりやすいです。
創造性を促進するアイデアについて尋ねる場合のプロンプト例
創造性を刺激するためのユニークな方法について教えてください。創造性は、新しいアイデアや解決策を生み出す上で不可欠です。日常生活で創造性を高めるためには、どのような活動や環境が有効でしょうか？創造性を促進するための具体的な例を挙げてください。
このように、創造性というフレーズをわざと繰り返すことにより、その単語を強く意識させます。そうすることで、AIはこのプロンプトにおいて「創造性」という単語が非常に重要だと認識するようになります。
強調したくない場合
逆に、強調したくない場合は、フレーズを繰り返さない方が良いです。
例えば、「プライバシー」というテーマについて語りたいが、単語自体を過度に強調したくない場合、次のように表現できます。
（例）
個人の情報保護に関する重要性について説明してください。特に、それがどのように個人の自由と安全に寄与するかについて述べてください。
ChatGPTは賢いので、文脈から「それ」が何を指すのかを理解してくれます。そのため、上記のような指示も正しく処理してくれます。
しかし、プロンプトが複雑な場合は「それ」などの指示語をうまく汲み取ってくれない場合もあるかと思います。その際は丁寧に、単語へ置き換えて指示してあげてください。
今回の記事は以上になります。
初心者向けの記事はこちらのマガジンにまとめていますので、
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