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【ChatGPT初心者向け】指示のコツ - デリミタ(区切り文字)を使用する

今回もコーネル大学が発表した、生成AIの精度を上げるプロンプトの原則26点の中から一つご紹介します。

例によって、後々見返した際に記事タイトルを見ただけでも内容を判断できるように、一つずつ紹介していきます。

コーネル大学の論文はこちら
https://browse.arxiv.org/html/2312.16171v1


論文の内容を翻訳してもらうと、次のように記載されていました。

デリミタを使用する。

デリミタについてChatGPTに聞いてみました。

「Delimiters」とは、コードやデータ内で、セグメントを区切るために使用される文字や記号のことです。例えば、プログラミングにおいて、セミコロン「;」やカンマ「,」がデリミタとして使用されることがあります。これらは、異なるコード行やデータ要素を明確に区分けするために用いられます。

ChatGPTへの指示でデリミタを使う場合、指示を明確に区切るために、特定の記号や単語を使うことができます。例えば、複数の質問や要求を一つのメッセージで送る際に、それぞれを区切るために「---」や「*」などを使用することがあります。これにより、各指示がどこで始まり、どこで終わるのかを容易に識別できるようになります。

ただし、ChatGPTの場合、自然言語の理解能力が高いため、必ずしも厳格なデリミタを使用する必要はありません。ただし、複雑な要求や複数の異なるトピックについて質問する場合には、デリミタを用いて明確に区切ることが役立つことがあります。

デリミタ(区切り文字)を使用することでどれだけ分かりやすい指示になるのか、プロンプト例を見ていただくと分かりやすいです。

デリミタを使っていないプロンプト例

インフルエンザの予防におけるマスクの感染予防効果についての記事を作成して。

デリミタを使ったプロンプト例

「インフルエンザの予防におけるマスクの感染予防効果」についての記事を作成して。

このように、「」などの区切り文字を使うことで、何についての記事を作成すれば良いのか理解しやすくなります。

シンプルな指示であれば区切り文字を使用しなくても問題ないかもしれませんが、プロンプトが長くなってしまう場合は、この区切り文字を使用するかどうかで文脈の理解のしやすさが変わってきます。
例えば「○○において○○の○○を活用した場合の○○の~~~」のように、助詞が多くなってしまう場合などは、どこで区切って読み解けば良いのかが非常に分かりにくくなるため特に有効だと思います。

今回の記事は以上になります。


初心者向けの記事はこちらのマガジンにまとめていますので、
良かったら他の記事も見ていってください。


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