【ChatGPT初心者向け】GPTs(GPT Builder)の作り方
ちゃんと詳しく説明していなかった気がするので、今更ですが紹介します。
GPTs(GPT Builder)は、AIモデルをカスタマイズして、特定のタスクに特化した専用のChatGPTを作る強力なツールです。
今回の記事では、GPTs(GPT Builder)の基本的な使い方を初心者向けにご案内します。
※GPTsを作るには、ChatGPT Plusへの加入(月額20ドル)が必要です
1.ChatGPTにアクセスし、アカウントの登録
ChatGPTはこちらからアクセス。
https://chat.openai.com/auth/login
「Log in」をクリックします。
好きな方法で登録してください。
登録できたらこのような画面になります。
上にある「アルファに参加する」をクリックすると日本語になります。
1.ChatGPT Plusへの加入方法
先ほどの画面の左下にある「Upgrade plan」をクリックすると、下記のような画面が表示されます。
「プラスプランにアップグレード」をクリックします。
その後は指示に従って支払いの手続きを済ませてください。
2.GPTs(GPT Builder)の作り方
月額課金が完了したら、いよいよGPTs(GPT Builder)が作成できるようになります。
左側のメニューに「探索する」というメニューが表示されていると思います。
「探索する」をクリックすると、下記のようにMy GPTsの画面が表示されます。この画面には、自分の作成したGPTsが並ぶようになります。
GPTsを作成する場合は、「Create a GPT」を選択してください。
このような画面になります。
左側でChatGPTと対話をしながらどんなGPTsを作成するのかを決めていきます。右側では、作成したGPTsのテストを行う事ができます。
2.1. どんなGPTsを作成したいのかを伝える
最初にこんなことを聞かれているので、何を作りたいのかChatGPTに教えてください。
2.2. GPTsの名前を決める
GPT Builderからツール名称の提案をされます。
気に入らなかったら「他の名前を考えて」と伝えたら別の名前を考えてくれます。
気に入ったら「OK」の一言で大丈夫です。
2.3. GPTsのアイコンを決める
GPTsの名前が決まったら、次にアイコンの提案をしてくれます。
GPT Builderからアイコンの提案をされます。気に入らなかったら「他のアイコンを考えて」と伝えたら別のイラストを作ってくれます。気に入ったら「OK」の一言で大丈夫です。
2.4. GPTsの詳細を決めていく
何かのジャンルに特化したい場合は、「AIのニュースに特化したブログにしたい」など要望を伝えます。
このGPTsが出力する内容について、どのような話し方にして欲しいのかを決めます。
例えば、子供向けのGPTsにしたいのであれば、カジュアルで親しみやすいスタイルにしたりします。
今回はブログ記事を想定していますので、フォーマルを選びます。
他にも希望があれば伝えていきます。
今回は特に希望なしで進めます。
これでGPTsの初期設定は完了です。
この右側の画面の一番下にある「GPTにメッセージを送る」の欄からChatGPTに指示を出して、作成したGPTsのテストを行うことができます。
3.GPTsの調整
左側の画面の上にある「Configure」をクリックするとGPTsの編集を行うことができます。
先ほどChatGPTと対話しながら設定した内容が既に入力されています。
対話しながら作った内容は全て英語で記載されていますので、翻訳しながら修正をしてください。
※日本語で指示を入れても大丈夫です。
ちなみに、先ほどの手順のように対話しながら作成せず、いきなり「Configure」に入ってGPTsを作っても良いです。
というか、慣れたらそっちの方がいいです。初めから日本語で設定できますしね。
・アイコンの設定、変更
アイコンをクリックすると「Upload Photo」「Use DALL-E」のメニューが出てきます。
・Name
Nameには、GPTsの名称を入れます。
※GPTの名前は50文字を超えることはできません。
・Description
Descriptionには、ツールの説明を入れます。
Descriptionとは、このようにツール名の下に表示される説明文です。
※GPTの説明文は300文字を超えることはできません。
・Instructions
Instructionsには、GPTsの指示を入れます。
GPTsの目的や役割、どんな処理をして欲しいのかを詳細に記載します。
入力欄が狭くて使いにくいので、その時は入力欄の右下にある矢印を押してください。
このように広い入力欄が表示されます。
・Conversation starters
Conversation startersに入力した選択肢は、チャット欄のすぐ上に表示されます。
※Conversation startersの注意点
左側の設定画面では沢山の選択肢を作ることができますが、何故か表示されるのは上から4つまでです。
選択肢は4つまでにしましょう。
Conversation startersには、このGPTsを初めて使う方が迷わず使えるように、誘導してあげられるような言葉を入れてあげると優しいです。
・Knowledge
Knowledgeには、ChatGPTに参考にして欲しい知識などを与えることができます。
参考テキストを提供することの大切さはこちらの記事をご確認ください。
Knowledgeは品質を上げるために大切で、とても便利です。また別の記事で紹介しようと思います。
・Capabilities
Capabilitiesでは、GPTが持つ機能のうち、どの機能の使用を許可するか選択できます。
・Actions
Actionsは、APIを利用して外部システムと連携させる機能です。
これは上級者向けで難しいので、割愛します。
※Actionsで外部APIと連携してOpenAI APIを利用すると、トークン数に応じて料金が発生します。
4.GPTsの公開設定
GPTsの調整が終わったら、公開設定を行います。
画面右上にある「保存」ボタンを押します。
すると、このように公開先が3種類から選べます。
5.GPTsの削除の仕方
「保存」の隣にある三点リーダー(…)を押すと、「GPTを削除」のボタンが表示されます。
「GPTを削除」を押すと確認画面が表示されますので、「Delete GPT」を押すと完全に削除されます。
6.GPTsのURLの共有方法
作成したGPTsを表示して、チャット欄左上のツール名をクリックします。
すると、このようにメニューが表示されますので、「リンクをコピー」をクリックします。
ブラウザのURLをコピーしても一緒です。
※GPTsのURLについて注意点
上記キャプチャのURLを見て頂いたら分かるのですが、URLにGPTsのツール名が含まれています。
よって、後からツール名を変更した場合はURLも変わってしまいます。SNSなどでURLを共有した場合はご注意ください。
今回の説明は以上になります。
初心者向けの記事はこちらのマガジンにまとめていますので、
良かったら他の記事も見ていってください。
私が作成したGPTsはこちらにまとめていますので、よかったら色々遊んでみてください。GPTsは色んなのが作れて楽しいです。
すみません、最後に有料noteの宣伝もさせてください。
下記のnoteで紹介しているツールを使っていただくと、簡単にちゃんとしたプロンプトが出来上がりますので、時短したい方、指示の仕方に悩んでいる方は是非ご活用ください。
AIへの指示を最適なフォーマットへ訂正してくれる究極ツール
ChatGPTを触り続けて到達した「最強のAI指示フォーマット」へ自動変換してくれるGPTsです。
例えば、下記のようなたった2行の簡単な指示が…
↓
必要な指示を補完して、これだけのボリュームのプロンプトに変換してくれます。
そのため、思いついたアイデアをとりあえず適当にAIへ依頼して、そこからGPTsの指示内容をちょっとずつ自分の好みへ書き換えて行けば、あっという間に立派なプロンプトが出来上がるようになります。
気になる方がいらっしゃったら是非こちらの記事も読んでいただきたいです。よろしくお願いします。