【ChatGPT初心者向け】指示のコツ - システマティックなテストを行う
今回もOpen AIが公式発表していた「プロンプトエンジニアリングでより良い結果を得るためのコツ6点」から一つご紹介します。
システマティックなテストを行う
これ、めちゃくちゃ大事です。私もGPTsを調整する際は必ず「システマティックなテスト」(段階的な改善テスト)を行っています。
システマティックなテスト(段階的な改善テスト)とは?
また、人間にとっては同じに聞こえる表現でもAIにとっては理解のしやすさが全然違うこともあります。プロンプトの表現で迷った場合は、表現を変えただけの2種類のプロンプトの出力結果を比較し、より最適なプロンプトを選びます。単純な指示ならここまでしなくても良いと思いますが、処理が複雑になると出力の安定さが変わって来ますので、細かなテストを行うこともすごく大事です。
次に、システマティックなテストを行うメリットを挙げます。
システマティックなテストを行うメリット
単純にChatGPTに何かを質問したり、イラストを生成してもらう場合にもシステマティックなテストは大事ですね。
例えば、大雑把に「パンダのイラストを描いて」と指示をした際、自分の好みと違った場合には「アニメ風のパンダのイラストを描いて」などと言い換えると思います。このように、より自分が求める回答へ近づけるためにプロンプトを詳細化することも「システマティックなテスト」になります。
システマティックなテストの例
プロンプトエンジニアリングは、トライ&エラーが大事
日頃からシステマティックなテストを心がけることによって、自然とプロンプトエンジニアリングのスキルが身についていきます。
AIツールを使うにあたり、その経験の蓄積が後々大きなものとなります。これからもっとChatGPTを効果的に使いこなしていきたいという方は、是非システマティックなテストを意識してみてください。
また、GPTsの作成を行っていて、「ここ調整したいな」と感じるところが多数出てきたりします。
その時はプロンプトを一気に書き換えるのではなく、一つひとつ着実に調整していった方がスムーズに行ったりします。
是非みなさんも「システマティックなテスト」を行ってGPTsの調整をしてみてください。
今回の記事は以上になります。
初心者向けの記事はこちらのマガジンにまとめていますので、
良かったら他の記事も見ていってください。