【ChatGPT初心者向け】指示のコツ - ゼロショットからスタートする
今回もOpen AIが公式発表していた「プロンプトエンジニアリングのベストプラクティス」から一つご紹介します。
ゼロショットからスタートする
ゼロショットとは何か?ということから説明いたします。
私の理解が間違っていたら恥ずかしいので、念のためChatGPTに確認しました。
ゼロショットとは
前提条件や具体的な回答例を示さずに指示を出すことです。
AIは質問内容を推測して回答しようとしますが、このアプローチでは意図しない回答が出される可能性が高いです。
フューショットとは
AIに対して、特定の目的やタスクを明確に指示し、その達成に必要な具体的な情報や背景知識を提供することです。
たとえば、ある特定の商品に関するプロモーション記事を書く場合、その商品の名前、特徴、価格などの具体的な情報をAIに伝えます。これにより、AIはより正確で目的に沿った回答やコンテンツを生成することができます。特にMy GPTsのようなカスタマイズされたAIモデルを作成する際には、このアプローチが品質を保つ上で重要になります。
続いて、それぞれの例を見てみましょう。
ゼロショットのプロンプト(指示)例
ここでは具体的な商品の名前や詳細な情報を提供せず、AIに対してスマートフォン全般に関する説明を求めています。AIはスマートフォンについての一般的な情報を提供してくれます。
私がゼロショットについてChatGPTに聞いた時は、ゴルフ用語の説明をされました。ゴルフ用語にゼロショットという用語があるのを初めて知りました。
このように、AIは与えられた情報をもとに、より一般的な情報を提供しようとしますので、ゼロショットではユーザーが欲しい情報を返してくれない可能性があります。
しかし、ゼロショットのプロンプトにもメリットはあります。
ゼロショットのメリット
ゼロショットのプロンプトでは特定の情報や詳細な指示をしないことで、一般的なトピックに関する説明を得ることができます。雑に指示をすることでAIが柔軟に答えてくれるので、自分が思っていなかったことも知れたりします。
自分の知識が不足している分野でGPTsを作成するときなどに良いですね。
フューショットのプロンプト(指示)例
ここでは具体的な情報が提供されており、AIに対してスマートフォンのプロモーション記事を詳細に求めています。AIは提供された情報を盛り込んでプロモーション記事を生成してくれるようになります。
このように、AIへ指示する際に「これだけは絶対入れて」「この形式で書いて」といった具体的な指示をすることで回答の質を高めていきます。
まとめ
とりあえず一回雑に指示をしてみてください。そこからトライアンドエラーを繰り返し、徐々に指示を濃く具体的にしていくことで品質がどんどん高まります。実行してみて思ってたのと違う結果が出たら、それを回避するように指示を追加していく感じです。
AIと試行錯誤している時間はめっちゃ楽しいです。みなさんもChatGPTといっぱい遊んでみてください。
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