【講師:冨平準喜さん】AIと作る未来を創造する AI未来検討会#7(AI関連のプロダクト開発者が語るAIの未来)
【AI未来検討会】とは?
AIがもたらす未来は、もはや誰にも予想できません。
少なからず私たちの生活や仕事、社会全体に影響を与えることが考えられます。
人間とAIが共存することで、より効率的で便利な社会が実現する一方で、AIによって失われるものや、人間の役割が変化することによる課題も生じることが予想されます。
【AI未来検討会】では、専門家の方や既にAIを活用されている方をお招きし、活用事例を知ることでAIとの明るい未来をどう切り拓いていくか参加してくださった皆さんで学ぶ会です。
◆内容
・AIを実際に活用している方、AIに知見のある方をお呼びしてのセミナー
・原則水曜21:00~22:00開催予定(参加無料)
・カジュアルにAI活用事例やAIの未来について語る会です。
(夜も遅いのでドリンク片手にといった感じで参加ください)
・後々はオフラインのセミナーや規模を大きくした会を開催していく
「AI未来検討会」Peatixはこちら↓(ぜひフォローください)
◆運営メンバー(プロモーター)
ころすけ
メディア関係の企業に勤める会社員。文系出身。
2023年はAI学ぶ。
【Twitter】https://twitter.com/korosuke_tv
ウエツ
No.3代行(経営者のスキマ時間づくりをお手伝い)を事業として行う。
現在は8社掛け持ちパラレルワーク。
※「No.3代行」詳しくはこちら
【Twitter】https://twitter.com/threetno3
#7 スピーカー :冨平準喜さん
1997年生まれ、国立東京工業高等専門学校情報工学科卒業後、筑波大学情報学群知識情報図書館学類に編入学、その後同大学院に進学。
全国高専プログラミングコンテストにて最優秀賞、文部科学大臣賞を受賞、
ものづくり大賞内閣総理大臣賞を受賞。
現在は株式会社AIdeaLab、CommentScreen株式会社、AI Picasso株式会社
3社の代表を務め、AI関連の様々なプロダクトを生み出しています。
【Twitter】https://twitter.com/tommy19970714
【会社HP】https://aidealab.com/
◆株式会社AIdeaLabとは
0➡1に特化してAIのプロダクトをつくり続ける会社です。
下記、プロダクトご紹介です。
・CommentScreen:最初のプロダクト
・AI議事録取れる君:業界初Chat GPTを導入
・AI Picasso:日本初の画像生成AI
・AIひろゆき:本人公認
◆AIひろゆきの開発経緯
「AIひろゆき」とはひろゆきさん公認のYoutubeチャンネルです。
AIを使った仮想のひろゆきさんがYoutube上でライブ配信を行います。
元々は、「おしゃべりひろゆき」を開発されたCoeFont (コエフォント)さんという会社に、AIで動画をつくれるようになったので「AIひろゆき」をやりませんか?と打診しました。
その後、ABEMATVでひろゆきさんと共演したのをきっかけにお声がけさせていただいて「是非やりましょう!」と公認いただきました。
最終的にはGPT-4に知見のあるDigital Recipieさんにもお力を借りて3社で開発しました。
◆AIに興味を持ったきっかけ
プログラミングを始めたのは小学生くらいです。
その後、プログラミングを学ぶ高専に進み、研究テーマでAIを取り上げたのがきっかけです。
元々、ロボットなどに興味がありロボコンなどには出場しておりました。
そういった背景からAIについて、Twitterの分析入り、テキスト、音声、画像と拡張して研究を進めていきました。
ここ最近のAI事情を見ると、Generative AIに特化して6~7年研究をしている中で、ようやく時代が追いついてきたな、という感覚はあります。
◆最近驚いたAI技術
Auto GPTですね。
GPT-4に目的を与えると、その目的にたどり着くまで、AIが自問自答したり、検索を続けたりして、AIが結果を導き出してくれるというものです。
今までのAIは質問に答えるだけの形でしたが、これによって、ゴールさえ与えてあげればAIでなんでもできてしまうことになります。
例えば、"ホームページをつくりたい"とゴールを示せばプログラミングを自動でしてくれて、ホームページをつくり出すことができるようになります。
◆AIを使うメリット・デメリット
【メリット】
人が今まで手のかかっていたものをAIが代わりにやってくれるようになりました。
私もChat GPTを使ってプログラミングを書いて業務が2倍くらいのスピードになりましたし、メールを作成したりするのはとても助かっています。
【デメリット】
まだまだAIでも間違いや誤りがあるので、確認しながら適切に使ってあげないといけないところですね。
AIをすべて鵜呑みにしてしまうと誤って物事を進めてしまったりしてしまう可能性があるので、ちゃんと確認するつことが大切です。
最終判断を人がやるというのは今後も変わらないと思います。
◆AIは人々の仕事を奪うと思いますか?
作業は人からAIに変わっていくと思います。
人はディレクションをしていくことになるでしょうね。
ただ、実際問題人が仕事を奪われてしまうということは起きています。
例えばゲーム会社がイラストレーターを解雇して、画像生成AIに置き換えるというような動きもあります。
これは、AIが人の真似をして作っていることになりますので、今後はAIと人とで利益配分するという仕組みが必要になってくるのかもしれません。
例えば弊社の取り組みでいうと、「AIいらすとや」というアプリは元々ある「いらすとや」の画風をAIに覚えさせて生成していますが、その利益は「いらすとや」へ還元しております。
AIが奪っていく部分もあると思うのですが、上手く共存していくことが重要になってくるのではないでしょうか。
◆AIによって伸びる分野・衰退する分野
【伸びる分野】
クリエイティブな領域はAIにより置き換わっていくので、非常に伸びしろがありますね。
実際に、アニメ業界などは人が足りていない状態なので助かっているのではないでしょうか。
また、一番注目されている領域ですと、「検索」はやり方も変わりどんどんAIに置き換わっていくので伸びていくと思われます。
【衰退する分野】
逆に、GAFAMなどは「検索」という領域でプラットフォームを拡げていた起業が衰退していくという可能性があると思います。
カスタマーサクセスやクラウドソーシングなど人に仕事を頼っていた業界も今後難しいかもしれません。
AIを作るために人が行っていたAIに学習させるという作業も、今ではAIに置き換わっています。
また、強いAIによって、弱いAIが置き換えられていくという問題も発生しています。
◆株式会社AIdeaLab
今後もGenerative AIのプロダクトを出していく予定です。
現在、AI素材.comは画像に対応していますが、今後は音声や動画に対応できるようにしていきたいです。
言語モデルにおいても、自社で日本語で再現できるChat GPTに代われるような言語レベルのものの開発を進めていく予定になっております。
これからもAIの基盤技術や0➡1のプロダクトを出し続けていきますので、株式会社AIdeaLabにご期待ください。
AIが創る未来
今回の検討会では、AIの可能性がまだまだ無限に広がっているなと感じました。
プロダクトを開発している方のお話を聞くと、テキスト、画像、音声、動画などなど、組み合わせていけばいくらでも新しいものが生み出せるのではないかととてもワクワクします。
私自身は使う側の人間ですが、それでもそういったプロダクトが続々と出てくると、仕事やプライベートで活用することはますます増えてきます。
そうなってきた時に、消極的に考えるのではなく、人がやるべきことを明確にしておいて、焦らないようにすることが大切なのかもしれません。
私もYoutubeなどをやっているので、動画もAIで作成できるとなると幅がどんどん広がり逆に楽しみが待っているような気がしています。
奪われるという感覚ではなく、冨平さんが仰るように、AIと分配していく、共存していくというつもりでAIと向き合っていきたいと思います。
次回のAI未来検討会
AI未来検討会は毎週水曜日の21:00〜22:00開催してます。
次回は2023年4月26日となります。
ご参加いただいた方々でAIについて「あーだこーだ」と語りたいと思いますので、是非ご参加ください。
【AI未来検討会】の情報はTwitterアカウントでも発信しております。
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★AI未来検討会はこちらから★
Twitter:https://twitter.com/aifuturestudy
note:https://note.com/ai_futurestudy
セミナーページ:https://thefutureof-ai.peatix.com
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