余裕をもちたい
豊かさについて考えてみる。
最初に思い浮かんだのは、良いものが手に入り、会いたい人と自由に会えて、快適な場所に住めることだった。
私は日本以外の国に長期間住んだことはない。
でもたまたまドラッグストアで手に取った外国製の柔軟剤を使うたびに、日本ほど使う人のことを考えて商品を作っている国はないのではという気持ちになる。
あえて良いものを選ぼうとしなくても自然に良いものが手に入る。
そういう状況が豊かさなんだろうか。
ではそんな国に住んでいる私たちはみんな豊かなのか考えてみる。
夜遅くまで残業をして、ろくにリラックスできないまま短い睡眠を取り、翌日また出勤をする。
せっかくの休日も気持ちが晴れず何もしないまま終わる。
そしてまた長い平日が始まる。
少し前の私。
少なくともその頃の私は豊かではなかったように感じる。
結局は「余裕」なのではないか。
時間の余裕、心の余裕、お金の余裕、そういう余裕こそが私たち人間の豊かさだと思う。
この3つの中で特に大切だと思うのは、心の余裕。
人生気のもちようだといわれるけれど、実際はいくら余裕を持とう!深呼吸をしよう!と意識してもなかなか自分では作れない。
だから時間やお金など他の余裕を作ることで、心の余裕も一緒にもてればいいなと思う。
心の余裕をもてると愛をもてるようになる。
誰かを愛する事も自分を愛することも物を愛することも、すべて生きていく上で大切だ。
今はまだ先の見えない世の中だけど、出来るだけ未来を見て少しずつでも余裕を作っていきたいなと思う。