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【エッセイ】少数派ぶりたくはない

あなたはどっち?
と聞かれて
自分の選んだ答えが
少数派なことがよくある

だけど私は断然
少数派「ぶりたくない」


・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━


前のエッセイで聞いた
「愛したい」のか「愛されたい」のか

これについての
私の調査結果は
今まで400人ぐらいの人に聞いてみて
大体8:2の割合で
「愛されたい」が多数派だ

さらに踏み込んで
「別れた後も彼に自分のことを
ずっと覚えていてほしいor
今でも思い出して苦しむぐらいなら
もう私のことなんて忘れていてほしい」
の、どちらがいいかと問えば

9対1の割合で
「別れた後も覚えていて欲しい」と
答えが返ってくる


どちらも間違っていないし
どちらがいいという問題でもないけれど

私は先の問いも後の問いも
迷わず選ぶ答えは
「少数派」の意見だ


愛すると言うことに関して
私は少数民族かもしれない

だけど
少数派は=特別と言うわけではない

多様性や選ばれし者が
大事にされる世の中だけど
最も尊いのは
当たり前を当たり前に
つつがなくこなしていく
多数派のはずだ


だから私は
自分の意見が
少数派であればあるほど
なにか自分が
つけあがっているのではないかと
どこか不安になる

少ないから不安なんじゃない
少ない自分に
少数派な自分に酔っているんじゃないかと
気分が悪いのだ

だけど
多数派にもなれない


今更私は
「愛するより愛されたいんだー!」とは
言えないし
多数派か少数派かの理論より
そもそも自分を変えられないのだ


あぁ
どうか私が
変わった人間じゃ
ありませんように


だけど
そんなことを願っている事自体
付け上がっているみたいで
もういやだ


だけど
こんな場所で
突然に
誰かもわからぬ私が
「私は少数派にはなりたくないけど
少数派なんです」なんて言っても

その真意は伝わらないんだろうな...
と、そんな事を思う今日


だけどきっと
こんな事を思ってる
「少数派さん」も
この世にいる事を感じながら
生きている


#エッセイ
#あいのつぶやき
#恋愛
#小説

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