【AI4D_9】#002_生成AI時代のデザイナーのスキルセットを考えてみよう
AI4D運営のくろせです。
3月のイベントから月日が流れ7月も終わりに差し掛かろうとしています。
イベントから時間があいてしまいましたが、AI4Dでは新たな取組としてAI4D_9を企画・運営していきます。
AI4Dとは?
AI4D(エイアイフォーディー)は生成AIを始めとするテクノロジーとの共生を通じて、「デザイン」の新たな可能性を探索・実践するコミュニティです。 私たちは、クリエイティブシーンの変化に柔軟に対応し、遊び心を持って新しい試みをし、アイデアを具体化し、それらを社会や他者と繋げて実現することを各々が探索しています。
コミュニティ発起人メンバーとしてもちさんとしょーてぃーさんがいます。
AI4D_9とは?
AI4Dが 運営する デザインとAIの今と未来を考える毎週火曜9:00開催の朝活です。X上のスペースで実施しています。
企画としては、今後AIとどう付き合っていくか気になっているデザイナー向けの企画を毎週おこなっています。
今回は#002として2024年7月23日お話です。
今回機材トラブルの影響で前回の会話形式ではなく、話した内容を要約してまとめています。
#002_生成AI時代のデザイナーのスキルセットを考えてみよう
しょーてぃーさんが遅れていたので、最終的な見解だけしょーてぃーさんの意見を聞いて、そこまでを二人で話すという回でした。
デザインスキル/非デザインスキルの両方に今後デザイナーが伸ばしていく必要のあるスキルがあるのでは?
現状のFigmaAIを見ても、UIの最終的に良し悪しを決めるのはデザイナー。なので、現状の見えている範囲ではデザイナーとしての仕事は無くならなさそう。
方針としてデザインスキルの深度を深めてAIと協業しながらAIにできない部分を行うか、AIを使いより自分のできることの範囲を幅広くするかなのでは?
UXリサーチの定量領域は割とすぐに乗り越えられそう。だがドメインや案件の状況を伝えるのはまだ人間の仕事な気がする。
定性領域もAIに聞けば7割ぐらいの精度の回答は返ってくるかもしれない。仮説立てして実際のユーザーに聞くにはいいのかも。
例えばmidjoruneyでアウトプットがたくさん出せるようになった中、今まではアートディレクターが自分よりレベルの高いものをレビューするぐらいの世界観だったが、その辺の知識のない人がレベルの高いものをレビューする立場になる可能性もある。その時に判断しきれるかはわからない。
そういった際に判断できるために、自分の中での軸が重要になりそう。そのために審美眼やセンスを築いてく必要がある。
たとえば良いものと悪いものを見分けたり、良いものと良いものを見分けたり。
やはり言語化能力からは逃れられないのか…
人間は判断が大切であるというスタンスは、「ではどうすればいいのか?」というネクストアクションにつながりにくい
判断をさせないデザインが大事かも。ある程度判断コストを下げ、判断しないようにするスタンスが大切。判断をしないように前提情報をしっかりあたえたり、仕組みを作ったりして解決するほうがよっぽど建設的。
これからの時代に何かをするためには、自分がこうしたい、あーしたいというエゴが大事かもしれない。
しょーてぃーさんの見解
自己が今まで積み上げてきたものを否定する力が必要になるかもね。
デザイナーは自分が培ってきたスキルを過剰評価したり、属人性を否定したがる傾向が強い。それこの生成AI時代はそれ自体が成長を阻害する恐れがある。
判断はある程度まで大事かもしれない、でも全然代替される可能性はあると思っている。今は判断軸が言語化できず人間に属人化しているところがあるのでなかなか乗り越えられていないが、そのうち乗り越えられる。
AIを敵と思うのではなく、AIを味方につけていくのが大事。
最後に
いかがでしたでしょうか?
AI4D9は毎週火曜日にXのスペースで実施中です
次回は
2024/08/27(火)
夏休みからはじめるデザイン入門 後編
です
ご参加お待ちしています
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