【小説】これが元祖ユートピア!〜『ユートピア』#5
「ユートピア」(トマス・モア/平井正穂 訳,岩波文庫,1957年)は、イギリスの法律家、人文学者のトマス・モア(1478~1535)が1516年に、理想の国ユートピアについて描いた小説です。
この小説のタイトルのユートピア(Utopia)は、「どこにもない国」(ギリシア語の「οὐ(not)」と「τόπος(place)」という意味のトマス・モアの造語です。
ユートピアという言葉は、今では一般的にも使われていますし、対義語のディストピアという言葉も生まれ、SFの一ジャンルとな