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夫のトリセツ〜結婚生活を天国へ導く〜

神本との出会い

夫に対して「言いたいことが伝わらない」「何度言っても変わらない」と思ったことはありませんか?

私は ゛男脳と女脳はそもそもの性質が違う。“と聞いたことがあり、この本を読んでみました。

夫のトリセツ (講談社+α新書) 黒川 伊保子

トリセツシリーズ。私にとってはもう、神本です!!

私はこのシリーズの大ファンになり、新しい本が出れば買い揃えています。私の教科書的存在です。

この本を読むと男女の違いが面白いほど分かります。分析がとても分かりやすく、そして確実に日々の暮らしに活かせます!!

この本を読んで考え方や行動を変えれば、夫婦間での小さなすれ違いはほとんどなくなる気がします。

本の内容

本にはこういうことが書かれています。

男性はもともと狩りをする生き物である。荒野や山に出て危険な目に遭いながら、仲間と自分を瞬時に救いつつ、成果を出さなければ生存も繁殖もできなかった男性脳は、「遠く」を見て、「ゴール」へ急ぐようにチューニングされている。
一方、授乳期間が長く、生まれてからから1年も歩けない子供を育てる人類の女性たちは、「近く」を見つめ抜いて、大切な人の体調変化を見逃さず、とっさに共感し合うようにチューニングされている。

つまり男性は、危険を回避するために物事をストレートに伝える。無意識的に遠くを見ていて、身近な人やモノのささいな変化に鈍感

そして女性は、近くの変化を敏感に察知する。共感することが得意だが、結論から簡単に言うことは苦手である。

ということになります。

この短い説明だけでも、そもそも男女の脳が真逆の性質だということが分かります。それを知ると、円満な夫婦生活を送るってすごいことですね。

性質が真逆の二人が共存するには、やはり工夫が必要みたいですね。

そこでこの本には、男女脳の性質を理解して 「思いやりがない、気が利かない夫」を「優しい夫」に変えてしまおう!というコツがたくさん書かれています。

この本を読むと、日頃の夫への接し方や思いが変わり、日常のささいな苛立ちが感謝の気持ちに変わります!自分がいかに愛されているかも実感できると思います。

私の夫は典型的な男性脳だ。

「遠く」を見ていて近くの物は見えていない事の例えとして、私の夫は冷蔵庫の手前の物が見えておらず、冷蔵庫内でよく探し物をしています。そして結局、家事で動き回っている私を呼び止め家事を中断させます。

「どうしてそれくらいも見つけられないの!なんで忙しいのに今呼ぶの!自分のことしか考えてない!」と、私は心の中で叫んでいました( `ー´)

物事をストレートに伝えてしまう例えとしては、今日1日の出来事や自分に起こったいやな事を話しても、慰めどころか冷たい一言で会話終了。なんてことがよくあります。

「どうして″そうだね″の一言を優しく言えないのよ! 何を言っても冷たい返事!言わなきゃよかった!」と呆れ、落ち込んでいました(。-`ω-)

私もこうやって今まで、ささいなことでいらいらしていました。

夫に対して妻が思うことは、話を聞いていないとか、大事なことを覚えていないとか、ささいなことが多いですが、この塵積(塵も積もれば山となる)が危ないんです。

この本を読まずに男女脳の違いを知らなかったら、今頃私の怒りは爆発していたと思いますw

ここで実践!行動あるのみ!

男性脳は問題解決型、女性脳は共感とプロセス解析型

男女のそもそもの考え方が違うのに、自分と同じ考え方や行動を求めるのは難しいことです。正反対の男女が共に暮らすのに、そのままでは結婚生活が最高なわけないですよね。

でも逆を言うなら、この脳の性質をうまく使いこなせれば、結婚生活は天国にできるかもしれない!ということです。

そこで、まずは実践あるのみ!自分から行動してみよう!

日常のあるあるを少し細かく説明をすると、男性脳には忙しく動き回っている妻の姿は網膜に入ってはいる(見えてはいる)が、風景のように流れているだけだそうです。

先ほどの私の例えでいうと、 私の姿は夫に見えてはいるが、なにをしているかは分かっていないということになります。

興味がないのではなく認知できていない。ただそれだけです。これにはびっくりですが、それが男脳の性質ですw

忙しいことを理解していない夫に、タイミングを見計ってほしいなんて期待しても時間の無駄です。

ゴール直結型の男性には、自分が知ってほしい事やしてほしい事はそのままストレートに伝えます。これが一番早いですwきっと男性も分かりやすくて素直に行動に移してくれるでしょう。

先ほどの私でいうなら「今は食器を洗っている途中だから、あと5分待ってね。」 という感じに。

こちらが忙しくしてるのにダラダラしている夫に腹が立つなら「もし待ってる間に手が空いてるならそこに置いてあるタオルをいくつかたたんでおいてほしい。」と、具体的に手伝ってほしいことを伝えるといいです。

何をすればいいかが分かれば、夫も家事に協力してくれます。「なんでそこまで言わなきゃならないの」とは思いますが、イライラするよりも、夫をうまく動かせる総指揮官になったほうが自分も得をしますよ。

本当の愛情

女性は今日一日のひどい経験のあれこれを優しく聞いてもらってなぐさめてもらいたいだけなのに、男性はいきなり相手の欠点を口にする。

真逆ですが、これが男性の大事な人を守るためのひとつの手段です。瞬時に危機回避をするように作られている男性脳にとっては、オブラートに包んで物事を伝えていては差し迫る危険を回避することが出来ないからです。

愛する人を危険から守ろうとするからこその行動ですよ。

夫の言い方は思いやりがない!と感じたら、男性脳の愛と誠意だと理解するしかありません。夫はただ誠実なだけのようですw

この脳の性質を理解することで、私は今までのイライラをコントロール出来るようになりました。(旦那いわくまだ短気でよくいらついているそうですが笑)

夫婦円満

夫婦円満の秘訣は思いやりの心

小さないらいらやストレスを積もらせないこと。

相手に分かりやすく伝え、話し合って解決すること。

気付いてもらおうと期待するのではなく、正直にお願いするほうが利口です。男性は相手の気持ちを読み取ることは苦手ですからね。

でも男性は素直に頼んだことは、案外スマートに実現してくれたりします。言えばやってくれるなら、十分に愛されています。

そして夫婦は反面教師

まずは自分が相手にしてほしいように、相手に接することも大事だと思います。

人は簡単に変わりません。

それなら自分が変わることと、まずは自分が行動すること。

私は「ありがとう」と「ごめんなさい」がきちんと言える夫婦を理想としています。

簡単そうで実は難しく、言葉にするのが苦手な人は多いと思います。私の夫もそうでした。

でも私は諦めずに、どんなささいなことにも「ありがとう」を伝えるようにしています。

すると今では、キッチンの私に向かって「いつもご飯作ってくれてありがとね。」と言ってくれるようになりました。

面白いほど素直に変わる夫にほっこりしますし、ミラーリング効果に驚いていますw

忙しいことをはっきりと伝えるようになってから、最近では家事を手伝ってくれるよになりました。

洗濯物を干すのはまだまだ下手だけど、不器用なところもまた可愛らしく思える最近です。

今では、以前旦那にいらついていたことが無駄な労力のように感じています。

少しずつ続けていれば、そのうちに相手へのいらいらも納得と感謝へ変わります。

ちなみに男性は、沈黙でストレスを解消することも知っておくといいですよ。

男性脳はおしゃべりが苦手です。たとえ楽しい会話でも、脳は緊張していくそうです。男性脳の緊張を解くには、安寧な沈黙が必要不可欠。

夫が帰宅後、黙ってぼーっとしていて話しかけても気づかないのはこのせいです。

沈黙することで体と脳を休め、翌日の仕事に備えている。それなら、そっと休ませてあげればいいと思います。

どの夫婦でも思っていることですが、私は両親が離婚し悲しい思いをしたからこそ特に離婚はしたくないと、心から思っています。

離婚の可能性を下げるのは、すれ違う夫婦の日頃の積み重ねです。

愛する人との毎日を天国にするのは、自分たちでしかありません。

男性は、愛する相手に、一番厳しい。

男性脳は、知れば知るほど、不器用で一途で、愛おしい。

このことを頭の片隅に入れておくと、夫からの愛情にもっとたくさん気づけますよ。

「今日さ、仕事場で上司に理不尽なこと終われてさ、ついついカッとなりそうだったよ。」なんて話す夜。

夫「そういうすぐ怒るところよくないよ。今度からは冷静になったほうがいいよ。」

やはりストレートな冷たい一言・・・w

今日も夫から注がれる私への愛は本物のようです( *´艸`)w

#読書の秋2021

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