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いにしえの日本の建築技術がスゴかった 松本城の巻

520年前の建築技術がすごい!

今まで城をしっかりと見たこと無かったのですがやっぱり「外敵の侵入を防ぐために設けられた建築物」いわゆる軍事施設であって宮殿ではないんですよね。

僕は歴史には疎いので城主が20人以上も変わったらしいこの城の歴史は知らない。でも500年以上も昔に木造6階建て建築を実現できる技術力には驚きしかない。

現在、天守の残っているお城は日本に12城だけ。さらにそのうち、五重の外部構造を持った天守は2城のみ。姫路城、そしてもう一つがこの長い歴史を持つ松本城なのです。

ということで今日は「お城」探検です。

正直、学生時代「日本史」の授業が大っ嫌いだったので歴史上の出来事や人物のことがサッパリわかりません。今考えると、なぜこんなに興味深い授業を聞いていなかったんだ、と後悔しているんですよねえ〜。

さっそく中に入ってみると気づくのですが、五重塔なのに中身は6階建てになっています。さらに2フロアづつがセットで作られていて、1・2階、3・4階、5・6階にそれぞれ同じ柱が通っているのです。たぶん、レゴブロックの家みたいに上の階を積み上げていく仕組みですかね。

たぶん4階あたりから望む松本市街

ここまで来るとかなり眺めが良くなってきます。ただ階段の斜度が60度以上もあって年配の方にはかなり過酷な旅になると思います。といっても係の方にしっかりフォローいただけるので、皆さん何とかなっているみたいでしたが…

確か大阪城はエレベーターが付いていた気がしましたが、松本城のように当時のままの形を後世に残すというのは大変ですが、素晴らしいことですね。

最上階の天井

これテッペンの天井ですが、凄いんですよ。大きな梁で井桁を組んであって、周囲に太い梁がナナメに放射状に乗っかっています。たぶん重い瓦屋根を何メートルも張り出すために考えられた構造なんでしょうね。

あともう一つスゴイのが梁の下側が丸くなっていてノミなどでハツリを入れた跡があります。たぶんですが、丸い方が強度が高い?のと、あとはきっと気温変化などで屋根が歪むので、キッチリとはめ合わせるのでは無くて、こうして載せただけの構造になっているのだと思います(ドシロウト目線です笑…)。

正面から見た松本城

こうやって見ると遠いですねえ。お堀の端から天守閣まで約70m、さらに6階の高さは30m近くなるので、当時の弓矢なら届くかどうかくらいの距離のはず。確かにそう簡単には敵の侵入を許さない鉄壁の要塞、それがお城の役名だったのでしょうか。

あっそういえば、天守閣の建物の至る所に鉄砲の銃口を載せるための小窓のようなものがいくつもあったので、きっとこの時代にはすでに鉄砲があったんだ…

500年もの古(いにしえ)の時代。当時確か、レオナルド・ダ・ヴィンチはヘリコプターや戦車を発明していた気がするが、日本にも全く引けを取らないスゴイ技術があったんだ、と感動の1日でした。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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