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量子力学の多世界解釈と東京卍リベンジャーズ
「東京卍リベンジャーズ」って面白いですよね、しかも髭ダンの「Cry Baby」と見事にシンクロして良い世界観作ってますね。
今更ですが、久しぶりに見て改めて感動!
ちなみにこの話は、主人公のダメフリーター武道(たけみっちー)が、中学時代の恋人である日向(ひなた)を救うため、過去にタイムリープするという物語です。
たけみっちーが初回のタイムリープでナオト(日向の弟)に「お前とお前の姉ちゃんは12年後の7月1日に殺される。姉ちゃんを守れ」と伝えこの物語は大きく動き出します。
そして、たけみっちーがとった行動によって、関わった人達の未来がどんどん変わって行くという、まさに量子力学の多世界解釈そのものを表したようなアニメなんです。
多世界解釈というのは50年以上も前にヒュー・エヴェレットという人が考えた量子力学の解釈方法なんですが、
「世界は絶えず新たな枝へと分岐し、複数のバージョンのわたしたちをつくり出す」
と言っています。少なくとも現在でもこの考え方は否定されてはいないんです。
そもそも量子力学において「光は粒か波か」という議論が今も未解決のまま残されてしまっていることがこの解釈に行き着く始まりです。あのアインシュタインでさえ分からなかった問題です。
大きくは2つの考え方があって、多世界解釈では光の粒はこっちのA世界、波はB世界をそれぞれ進んでいるって解釈。
もう一つがコペンハーゲン解釈というもので粒と波は確率で存在している、例えば粒が50%で波が50%ずつそれぞれの確率で存在しているってことです。現在の量子コンピュータのアルゴリズムにも使われています。
どちらも答えは同じなのでどちらもあってるんですが、出来れば多世界があるといいなと真面目に思ってしまいます。
仮に多世界が存在したとしても決して隣の世界に行けることは無いだろうが、いつかピンチの時にたけみっちーのようにタイムリープして大切な人を救い出したいですね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。