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のっとん
2022年5月5日 14:38
【ここまでのあらすじ】社会人の私は口だけと言われ、落語会に行くことにした。今回は初落語会の二人目の話です。お金を払った価値はあったかもしれない、と思った。なんで私は金勘定ばかりするんだろう。自分が嫌になった。前にネットで見たが、男は必要だったら値段を気にせずに買うらしい。女は安ければ必要なくても買うらしい。お金の有無じゃなくて自分が欲しいか、必要かどうかで買う人間になりたい。私は
2022年5月2日 13:12
お金を払ってきたんだ。どうか払う価値がありますように。一人目は小太りで坊主の若い男だ。座布団の上に乗っていると、大福のようだ。男は前、斜め右、左に頭を下げた。どうやら客全体に軽く頭を下げるしきたりらしい。出てきても真正面にしか頭を下げない威張った音楽会とは違うらしい。伝統芸能とはいえ、何かへりくだったような気安さを感じた。男は有名なある落語家の弟子だと話した。今日の主役となる