君がラブソングに見えた
心がほどける
あなたの声を
この世界にいない
あなたのカラダを
色を
微笑みの光を
想いながら
奏でるピアノは
なぜか
悲しくはなくて
痛みも
オブラートに
包まれている
切ない痛みも
あなたの気遣いや優しさに
包まれれば
音色は
空気を刺さずに
やわらかく
愛の膜をまとい
消えそうな
途切れてしまいそうな
蛍光灯の
明滅に
呼応するかのように
音を奏で
それ以上は
行かないで
それ以上は
深いところには
行かないで
夏には
アイスクリーム食べる
もう少しで夏が来る
暦と
数字のズレを
気温と
大気のズレを
カラダが
感じている
それを
誰かの
気遣いや
優しさや
音が
オブラートに
埋めていく
友よ
友達よ
親友よ
大好きな
男の子
女の子
おじいちゃん
おばあちゃん
おじさま
おばさま
子供たち
赤ちゃん
野良猫
飼い猫
飼ったことのない
犬
今までたくさん
捕まえてきた虫
なんか
残酷なことをしちゃったなって思う
虫たち
出逢った人
職場で一緒だった人
バイトが一緒だった人
一緒に仕事で絡んだ人
一緒に
たまたま
電車に乗り合わせた人
カフェで隣にいた人
斜めにいた人
同じライブ会場に
イベント会場にいたひと
クラスメイト
同じ学校に 通っていた誰か
違う学校に通っている誰か
学校に通わない 誰か
学校を知らない誰か
海を知らない誰か
山を知らない誰か
飛行機に乗ったことがない誰か
新幹線に
乗ってばかりいる
誰かも
乗らない誰かも
誰かと
誰かの間にある
古い時計の音が
聴こえなくなるまで
「永遠は 永遠に 永遠を 問い続ける」
詩人・桜島ユウは日々『恋愛ポエム』を詠むことで、その『永遠』に、独り、挑む。
まるで『永遠』そのものと永遠に恋愛を繰り広げるかのように……。
日々連投され続けた膨大なインスタの投稿。音声入力による即興朗読で編まれた、新しい時代の恋と愛の詩集!
ポエブックス第3弾
『桜島ユウ 詩集「永遠からの手紙」 君がラブソングに見えた 』
Kindle 電子書籍版 670円(税込) リリース!
それを今回、『ポエレーベル』主宰者であり即興詩人のAI UEOKAが、ファーストアルバム『涙(にじ)の花束 雨の花びらで花束を編む』同様、即興ピアノの弾き語りライブにてテーマ曲に。 リリース間近!
人気(ひとけ)のない
図書館の本棚に暮らす
贈り物の詩集として
飾り物にされた少年少女たちの
自由を願い
永遠に朗読をやめない
わたしたちふたりの
夕暮れの縁側に抱かれながら
ことばにならないこころの集まりに
「おやすみ」を告げるための
誰もいない夏休みに
ふたりは生まれ変わるのです
最後から二ページ目に映し出された
ラストシーンに響く
記憶に残らないほど
個人的で繊細過ぎた
あの雲みたいな ピアノの詩集に
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僕が僕のプロでいるために使わせて頂きます。同じ空のしたにいるあなたの幸せにつながる何かを模索し、つくりつづけます。