星組1789
無事に千秋楽を迎えて本当に良かった。
正直1789はそこまで盛り上がる理由が分からず、
月組公演も見ていませんでした。
主演は煌めきのない身分。なんだかときめく予感がしなくてムラ遠征も諦め、東宝で1度だけの予定でも満足出来ると思ってた。
もう申し込み時の私を殴りたい。
1回だけでもこの舞台を好きな人の気持ちがすごく分かって、速攻まさおチャピ公演を購入。
2回リピート🔁
どこに心動かされたのか…
✔ 歌が耳に残る
✔ 舞台の醍醐味、全員で作ってる音(特に星組のパワー)
✔ あの時代に生きた強い心が現代に繋がる
人権宣言って歴史で学ぶこと位で
私たちは生まれた時からそれが当たり前だったけど。
それはロナンのような人民が、いかに強い気持ちと思想で勝ち取ったものなのか…それを感じられるんですよね。きちんとその過程を見せてくれる舞台でした。
華やかなのはフランス皇帝一家とブルジョワ貴族だけで、自分は神だと言ってのける狂気。
暴力のもとに跪くしかなかった平民。
しかし民衆の力に屈せざるを得なかった、そこまでのパワーを3時間で見せてくれる、再演されるだけある演目というのがストンと落ちました。
星組は再演ということで苦労したと思います。
どっちが良いとか言いたくないけど、
良い部分はしっかり生かし、今の時代と組に合わせたブラッシュアップ感、さすが小池先生。
礼真琴は、やはり抜群の歌唱力で歌を心に届けてくる。
せおっちも妖艶さと伸びやかな歌で狂気の沙汰。
今回途中バトンを繋げたありちゃん。
見目麗しさが目を引くし、組替えでどんどん頼もしい男役に。この2作でのレベルアップがすさまじい。
これがスターというものを見せてくれるから宝塚観劇はやめられない。
パッション星組らしい音…
とにかく目も耳も足りない素晴らしい舞台でした。
千秋楽の礼真琴は大丈夫か不安でしたが、そんな不安を一掃するパフォーマンス。
ご挨拶も全員を気遣う言葉で彼女の優しさと聡明さが際立ちました。
マリーアントワネットもオランプもしっかりその役柄を生きていて、涙も心も本人そのものだろうと思わせてくれました。
タップもボディーパーカッションも群衆の動きも目が離せないですね。
いやー良かった。
とりあえずCDはしっかり購入!今は耳で楽しんでます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?