モノを売っているわけではない。では何を?
『ナチュラルフレグランスのワークショップでは何を持って帰れるのですか?』
イベント出店やPOPUPの打ち合わせで必ず聞かれることのひとつ。商業施設のイベントなので当たり前です。
簡潔に明確にする必要があるので、ご案内には『天然由来の素材を用いたフレグランスミストをラッピングしてお持ち帰りいただけます』と表記します。
とはいえ、ココロの灯台では、モノを売ることを目的としていません。
ご提供しているのはモノではなく、機会。チャンスです。
何か触れられるものに託すとヒトはより体験を認識しやすいもの。時間が経ってから追体験しやすいですし、誰かと体験をシェアすることもしやすいでしょう。お土産があったほうが旅の話をしやすいように。
そこで装置のような役割として物品が登場します。ナチュラルフレグランスもそのひとつ。
このサービスの本質は、
インナーチューニングの機会であり、装置であり、体験です。
『たった一瞬の出来事で人生がかわる』
良くも悪くも、です。
だから私達は、どのプロダクトでもこのことを意識し、大切にすると決めています。
実感があるからです。
なので、ココロの灯台でご用意する物品は、全て『副次品』といえます。
“質の高い副次品は質の高い行為からしか生まれない”
まず、何ありきなのか。
モノの販売だけに頭を、ココロを、決して奪われない。
そう決めています。
(だからちょっと、時々時間がかかりました。これもチャレンジチャンスですね)
フレグランスが香るひとときから、豊かに自分のハートが満たされる。そんな時間が始まる。
特別な体験をお楽しみいただく装置のように、ココロの灯台のプロダクトをポケットやポーチに、引き出しに、そっと忍ばせていただけたら嬉しいです。
実は、ワークショップは、自然にこういう課程を辿り、ご自身でご自身専用のチューニングツールをお作りいただけるようプログラムされています。
決して使い捨ての、その時だけの体験や雑貨ではありません。
日本は24シーズン、72の移ろいを感じられる地。丁寧に感じるならば、人生にもこんな変化を観じるのてはないでしょうか。
シーズンが変わったら、その都度ぴったりのツールを自分に贈るのも楽しいもの。
ワクワクする場所と時間をご提供できますよう、これからも瑞々しい夢をいっぱい感じながら取り組んでいきたいと思います。
#初夢語り