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 風  【詩】

果てしない旅を続けてきた。 
少年の頃に描く思いは、 

あの時の夢を風がおしえる。 
心よ、よみがえれ

歩んできた道は長く、ときには夢中で走り続け、
嵐に閉ざされた道もあった。            
その先には新しい世界が広がっていた。

振り向くと、そこには、
確かな足跡が続いている。
いったい何を見つけたのだろう。

風は静かに、けれど確かに心に響く。
ゴールより、その旅に意味があることを。

素敵な笑顔と、約束したあの日。
懐かしいメロディのように、心に刻まれていた。

その瞬間が、未来への道しるべとなり、
新たな道を進んでゆく。

目の前に広がる無限の可能性に、
胸が高鳴っていく。

新たなスタート、旅の終わりは、なかった。
その瞬間を楽しむことに、終わりはない。

そう気づいたとき、風がささやく。
まだまだ道は、続いている。
君の夢もまた、果てしない。


たしかな足跡が続いている。
旅の終わりを恐れずに。

そっと風がささやく。
まだまだ道は続く、君の夢は、果てしない。

風がささやくたびに、きらめく光が心に灯る。
はるか彼方に広がる、未知の夢が、導いてくれる。


どんな時も、すべては、ためされる。
いつの時も、すべては心の中にある。

遠くから響く音が、新たな始まりを告げる。
目の前には、いくつもの道が広がりゆく。

願いをこめて、また踏み出していく。
この大地に未来を彩り、進んでいく。
どこまでも続く、旅は無限に続いていく。

風がささやく、
選んだ道が正しいのか、答えは旅を決めた時からだろう。

未知の地平線の向こうには、
新たな景色と、出会いが待っている。

立ち止まる事もあるけれど、
そのひとつひとつが、大きな力になる。

夕暮れに染まる空の下で、
明日への希望を胸に抱き、
また今日に、さよならする。

旅の終わりを恐れずに進む。願う気持ちに嘘はない。

風が再びささやく。
道は無限、君の夢もまたそうだ。


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