美しい二人
最近、台湾に住みたくて仕方がない。
前から海外に住むなら台湾。
と思ってましたが、台湾のドラマを見てその熱が上がりましたね😅
そもそも私は14.5歳の頃にウォン・カーウァイ監督の映画と出会い、その才能に心をグッと掴まれました。
映画を好きになったのも、ウォン・カーウァイ監督の作品を見たからだと思います。
15歳の時にブエノスアイレスという映画を一人で映画館まで見に行き、感動して監督の相方であるカメラマンのクリストファードイルが書いた本を買いました。
でも15歳の私にはちょっと早すぎたのか読んだけどあまりピンときてなかった気がします。
で昨日、ふと思い立って読み返しました。
ウォン・カーウァイという才能に寄り添い、ワガママを全部受け止めてきたクリストファーがいたからこそ素晴らしい作品は産まれたのだと思うと感謝しかありません。
そしてクリストファーがドMでよかったw
昨日はトニー・レオンの誕生日だったんです。
本を手に取るにはナイスなタイミングだったように感じます。
当時のトニーは若干騙されてブエノスアイレスという作品に出演をオッケーしたそうです。
まさか自分がゲイの役をやるとは思ってなかったとか😰
でもレスリー・チャンの相手役をできたのはトニー・レオンしかいなかったと思います。
二人がキッチンで踊るシーンは今でも脳裏に焼き付いているぐらい美しかった。
ウォン・カーウァイの作品の中で一番好きな作品です。
話しは反れましたが私が見た台湾ドラマもBLでした。
そのドラマでなかなか複雑な役を演じたtianとRaychangの二人に物凄く惹かれました。
私は常々、役者と役には必ず深い共通点と縁があると思ってます。
本人たちは役の心情を理解できないと言ってましたが、私は見ていて二人とも役柄と同じものを持ってると感じました。
Raychangは少年の心を持ってて、楽しいことが好きな面倒見のいい兄貴肌タイプに見えますが
実はあまり人の中に入るのが好きじゃない。
自分のことはあまり話したがらない。
人と深く関わるのが苦手。
だから表面的な浅い付き合いしかしない。
彼は彼が演じた役と実は変わらないと思いました。
でもそのことに気付かなかったのは、tianという存在が彼を変えたからかもしれない。
二人は異様に距離を詰めるのが早かったし、初対面でいきなり重めのシーンをやっても阿吽の呼吸でやってのけ、まるでお互い言葉を尽くさなくても分かり合ってるように見えました。
それは本人たちも承知の事実です。
初めてこんなに相性ぴったしの二人を見た気がします。
あといつもお互いの身体に触れてるのが不思議でした。
多分無意識というか、それが落ち着くんだろうなと思います。
なにより二人がいつも幸せそうに見える。
私はまるで本当の夫婦を見てるような気持ちになります。
お互いを気遣ったり、心配したりしてる姿や、補い合ってる姿を見て、ほっこりします。
こっちまで幸せな気持ちになる。
この二人にはずっと一緒に笑っててほしい。
とさえ思います。
きっと前世から深い縁で結ばれてるんだろうな。
そう思ってたら、Raychangも
「前世からのこの縁が繋がっていくことを祈って」
って言うてるのを聞いてマジか!と思いました。
自覚してるってすごっ!ともw
ドラマが終わってすぐ、二人は別のドラマでも共演して、そのあとも連続ドラマのゲストとしても共演してました。
最後に、私が二人を見てて一番美しいなと思ったのは、
tianが自分の母親がなくなったことをRaychangに伝えてなかったことです。
普通ならそこまで近しい関係なら伝えると思います。
でも伝えなかったのはRaychangの性格をよく分かっていたからだと思います。
彼のように優しい人はそんな事実を知ったら絶対にtianを放っておかないと分かってたからだと思います。
でもtianはそうしてほしくなかった。
彼には何も知らずに笑っててほしかったんじゃないかなと思います。
そして一緒に笑ってれば心が救われると思ったんじゃないかなと思います。
まぁ、もしかしたらそこまでは考えてなかったかもしれないけど。
二人はきっとお互いの人生の分岐点、とても大事なスポットで出逢ったんだと思います。
そしてその出逢いがたくさんの人の笑顔に繋がったと思うと素敵だなと思います。
私もそんなパートナーがほしいですね✨