残された人

病気で家族や親しい人がなくなったとき
もっと何かしてあげれたんじゃないか?
もっと話聞いてあげればよかった
という後悔の念に苛まれる。
それが病気じゃなく、自殺だった場合
その後悔の念は何十倍、何億倍にもなってずっと付きまとってくるものだと思う。
私の叔父が自殺した後、叔母やいとこは長い間苦しんだ。
叔父の話をすることもできなかった。
いつも優しくて明るくて、みんなの中心にいるような人だった。
思い出話をできるようになったのは叔父がなくなって10年がたった頃だった。
長男はもっとかかった。
ほんとうにいいお父さんだったからだ。
そんな姿を見てきたからこそ私は思う。
自殺は身勝手だ。
死んだら本人は楽になれる。
何もかもから解放されて自由だ。
でも残された人たちはずっと死を背負っていかないといけない。
あの時、もっと早く気づいてれば
そう思い続ける
上島さんが亡くなって、みんな上島さんに凄く同情するけど
私はもっと怒っていいと思う
何でなにも言わなかったんだよ!
何で一本電話でもしてくれなかったんだよ!
助けてって行ってくれれば駆けつけたのに!
って怒っていい
許さなくていい
受け止めなくていい
身勝手な人だと罵ったらいい

私は今でも叔父のことをそう思ってる
でも嫌いにはならない
許さないけど嫌いにはなれない
謝ってくれたら許す
でも死んだ人は謝ることもできないじゃない?
だから許さないでいる
いとこもそう言ってたけど、それでいいと思う

私も時々、憂鬱な気持ちになったり
死んだら楽になれるのかもなって思うことはある
でも死なないのはみんなに背負わせたくないから
泣いてほしくないから
そう思ったら踏みとどまれる
自分の人生は自分だけのものじゃない
人のために生きる
それが私が生きる目的であり使命なんだと知ってる人は死なない

色んな人の意見があると思いますが
これが私の意見です

ご冥福をお祈りいたします