ワイン選びに困ったらとりあえずブドウから選んでみよう②
ワイン選びに困ったらの内容で
今回は黒ブドウ5種類をピックアップします。
国際品種3種と+αでオススメ品種2種類加えておりますので
黒ブドウ 5選
①頼れる兄貴、戦隊ヒーローのレッド【カベルネソーヴィニヨン】
②大人しく、柔らかい。2枚目俳優【メルロー】
③貴賓高い味わいと香りを表現するまさに貴族のマダム【ピノノワール】
④果実の爆弾 パワフルで元気いっぱい【シラー】
⑤大人な色気を感じるアダルティ 【ジンファンデル】
①カベルネソーヴィニヨン
【通称 カベルネ】
白ブドウ品種のシャルドネ同様におそらく名前は聞いたことがあるかもしれません
カベルネソーヴィニヨンは【フランス ボルドー】を筆頭に【アメリカ ナパヴァレー】、チリ、イタリアなどで5桁を超えるワインがどんどん造れられるようになってきました。
そしてコンビニにも500円で並ぶ品種です。
ただ実はカベルネソーヴィニヨンのみを使用したワインは少なく
いくつかの品種をブレンドしたワインが主流なんです。
これを【ボルドーブレンド】と称することがメジャーです。
カシス、ブラックベリー、杉、鉛、鉄、ミントの香り
カベルネソーヴィニヨンから造られるワインは
【がっちりとした】【味わいのしっかりとした】【濃厚な】【フルボディな】
とよく言われます。
【味】【香り】【渋み】【ボディ】この4つ要素が強いタイプの赤ワインが仕上がります。
実は白ブドウで紹介したソーヴィニヨンブランが親なんです。
その遺伝子を引き継ぎ、青っぽい草の香りが出ます。
②メルロー
ボルドーブレンドでカベルネソーヴィニヨンの相方として台頭するメルロー
主役としてあまり使われることが無かったのですが
フランス ボルドーポムロールと呼ばれる地区で
シャトーペトリュスと呼ばれる超高級ワインが登場したことを機に
メルローの評価が一気にあがりました!
メルローは酸味や渋みがそこまで強く出なくて
フルーティで柔らかなワインに仕上がることが多いです。
熟したチェリー、ブルーベリー、赤プラム、土の香り
ボルドーブレンドでもメルローの比率が高くなると
柔らかさとフルーティな印象になりやすいです。
③ピノノワール
その香りはワインを愛する人達を魅了する恐るべき液体
誰もが聞いたことあるかもしれませんね。【ロマネコンティ】
ワインで特に最高級中の最高級
人生で飲める機会があればなんと幸せか。。。
これまで紹介した2品種よりも<b>軽やかで華やかな品種です。
あんまり重たいの飲めない。。。そういう時にはピノノワール
イチゴ、クランベリー、ラズベリー、ローズヒップ、スミレ、バラの香り
香りの要素から、華やかさがイメージできるかなと思います。
そう、ワインって香りを楽しむんだなと理解できる品種の1つがピノノワールです。
④シラー
フランス ローヌ地方では華やかで貴賓ある赤ワインが造られる【シラー】
オーストラリアでは果実の爆弾と言われる【シラーズ】
両方とも同じで呼び方が違うだけです。
が、仕上がるワインがだいぶ違うんです。
ブルーベリー、プラム、肉、シナモン、ブラックペッパー、クローヴ、アニスの香り
シラーの特徴的な香りが【スパイス】
この特徴は他の品種では感じられにくいです。
全体的に酸味と渋みが強く、アルコールも高めなワインが多いですが
酸がしっかりとしてタイトに感じられる細マッチョスタイル【ローヌ】
果実のボリューム全開なマッチョスタイル【オーストラリア】
全面的に感じられるブドウの味わいが鮮烈に記憶に残ると思うから
自分としては黒ブドウの中で【シラーズ】を一番最初にチャレンジしてほしいです。
⑤ジンファンデル
ここで変化球です。
ワインを普段から飲まれている方だと、なんでジンファンデル?
と思われる方いらっしゃるかもしれません。
初心に帰るとやはり香りや味わいの違いがはっきりと判る
のはジンファンデルかと思います。
イチゴジャム、完熟ブルーベリー、クローブ、アニスの香り
イメージとしては【シラーズ】に赤い果実系の香りが織り交ざり
シラーズよりは少しボリュームが落ち着いて、柔らかい酸味が感じやすいです。
アメリカ カリフォルニアや内陸のロダイが主要産地で
イタリアでは【プリミティーヴォと同一の品種とされています。
プリミティーヴォの方が比較的酸味がしっかりと感じられることが多いと思います。
まとめ
赤ワインにおいて苦手とされるのが慣れない
【酸味】【渋み】
そして渋みに追随する【苦味】
もちろん甘口に仕上げる赤ワインも世界には存在しますが
赤ワインの醍醐味はこの【酸味】と【渋み】でもあるのです。
だからこそ、慣れるまではアメリカやオーストラリアの温暖な産地
そしてシラーズやジンファンデルのような飲みやすい品種からチャレンジすると苦手意識がそこまで生まれる事なく、ワインの世界に入り込めると思います。
ワインは十人十色
出会ったワインを否定するのではなく
自分の好みに合っていないと思うこと
自分とワインとの相性は何よりも大事なことです。
そして少しでも早く自分の好みにマッチング出来る事を願ってます!
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