ささやかなこの人生
「風」というアーティストをご存じでしょうか?
「風」というアーティスト名ではピンと来ない人もいると思います。
「風」は、かぐや姫の伊勢正三と、猫の大久保一久が
1975年に結成したフォークデュオなんです。
まだ「???」という方のために、
伊勢正三の属していた「かぐや姫」というグループの説明です。
かぐや姫は南こうせつ、山田パンダ、伊勢正三の
3人から成るグループです。
「かぐや姫」
かぐや姫であればピンときませんか?
聞いたことありませんか?
代表的な曲には
「神田川」「なごり雪」「22才の別れ」「妹」なんかがあります。
どれも名曲ですね。
なんとなくお分かりいただけましたでしょうか。
僕はかぐや姫の4LPのレコードを持っています。
HIP HOPのレコード300枚の中に混じって
家で焼酎を飲みながらしっとり聞いていた時期があります。
そんな「風」の曲の中で僕が一際好きな曲がこれです。
風 ささやかなこの人生
作詞作曲:伊勢正三
花びらが散ったあとの桜が とても冷たくされるように
誰にも心の片隅に 見せたくはないものがあるよね
だけど人を愛したら 誰でも心のとびらを閉め忘れては
傷つきそして傷つけて
ひきかえすことの出来ない人生に気がつく
やさしかった恋人達よ ふり返るのはやめよう
時の流れを背中で感じて 夕焼けに涙すればいい
誰かを愛したその日には たとえばちっぽけな絵葉書にも心が動き
愛をなくしたその日には 街角の唄にもふと足を止めたりする
風よ 季節の訪れを 告げたら淋しい人の心に吹け
そしてめぐる季節よ その愛を拾って 終わりのない物語を作れ
やさしかった恋人達よ ささやかなこの人生を
喜びとか悲しみとかの言葉で 決めて欲しくはない
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