人生どん底日記|2023/09/14
今日は朝から取引先へ回し手形を私に行った。
手形のやり取りなんてたぶん今後一生することはないだろう。
歴史長い会社の経理担当にでもならない限り。なおさら考えにくい。
今日のイベントは、夜19時前頃から始まった。
今日は夜遅くまでやっておきたいことがあり、21時までは会社で作業をしようと思っていた。
18時50分頃に、固定機の電話が鳴った。
「はい。〇〇の(名前)です。」と名乗ると、相手は無言だった。
いたずら電話はやよく分からない海外からの電話などはたまにあることだったので、すぐに切った。
すると、またかかってきた。次は無言で出る。
「…….」
今度も無言だった。すぐに切った。
またすぐにかかってきた。
「まさか、、そういうことか、、」と幼い頃の記憶と共に察してきた。
次は電話機をずらして「ガチャン」と切った。
またすぐにかかってくる。
「なるほどね。借金取りね。」
遡ると、幼稚園に入る前くらいに、家に土足で借金取りが入ってきたことがあったそう。
私は記憶はなかったが姉の話によると、私はめちゃくちゃ怖がってカーテンの後ろに隠れていたそう。
その時の記憶はなかったが、無限に鳴り止まない電話の音を聞いて、
思い出した気分になった。
電話の音というより、借金取りだと察した後の心の感覚なので、言葉では説明しずらい。
「あ〜この感覚なんか記憶あるぞ」と思った。
創業40年近い会社の電話は、回線がごちゃごちゃしている古いタイプの電話機。
そのため、線や電源を切ろうにも手間取る。その間にも大音量で4箇所から電話が鳴り響き続ける。
3週間前に一度、精神が完全に病む手前まで追いやられていた時も、
最後の方は電話の音に敏感になりすぎて外の物音にも身体が反応するほどおかしくなっていた。
そこから間も無く、心身も健康とはとても言えない状況で、夜19時に着信音の嵐。ストレスがお腹やみぞおち辺りに攻め込んで来ているのを感じた。
何とか電源を切った。
その後、手伝ってくれている人にこの事を話すと、「父がどこから借金をしていたのか調べ尽くせていないからな〜、、」と言っていた。
確かに、普通のサラ金などではこんな悪質な電話はしてこないだろう。
しかし、父がヤミ金などからお金を借りるはずもないだろうと思っていた。
ヤミ金から金を借りてどこかに返済するくらいなら、借金ごと無視するだろうと思っていたから。
そう信じたい気持ちが強く、言い聞かせていた。
電話の線を切って会社のシャッターを締めて、作業に戻った。
ただ、幼い頃と圧倒的な違いを感じたのは、自分の心身が強くなったと実感していること。
誰が来ても、大抵の人なら追い払える自信があり、どんな強面が来ても何も動じずに話せるだろうと思っていた。武器なら武器、大声なら大声。
あとは向こうのやり口はそうやって疲弊させることだろうが、
こっちは嫌がらせ程度でへこたれるメンタルではない。
小さい頃から武器を使った何でもありの戦争が起こっていたことと、
話し合いが通じないような狂った人間を相手するのは慣れていたことが良かったのかな。
なんせ、今日も死なないし、折れないし、前を向いて生き抜いた。
丸儲けです。チャリーン!