千日手
こんにちは、あひるますたーです。
先日の朝日アマ名人戦、凄まじい戦いでしたね。
横山さんvs中川さんという、学生時代からアマトップで鎬を削っているお二方の対戦は、人間、アマならではの駆け引きが感じられて勉強になりました。
アマ大会だと、「人間が間違えやすい手」を残す技術に秀でている方が安定して勝ち上がられているイメージがあり、見ていると面白いです。
さて、本日は千日手について。
最近でも藤井先生vs永瀬先生、横山さんvs中川さんというプロアマトップの対局で現れましたが、千日手が増えている気がします。
理由は大きく2つあります。
①バランス型/形勢判断の難しい将棋はお互いに打開が難しくなりやすい。
②先手の利を活かすのが難しい
②も①に通じますが、お互いに玉を固める将棋だと先手が十分な形先攻する展開になりやすいです。一方、バランス型の将棋は、お互いの守備力が高く、少しの陣形差を活かして打開していく性質があるため、「理想型」を作るのが難しいです。
そうした意味で先手の満足度が低い局面が増え、千日手増につながっているのかなと思います。
ちなみに筆者の感覚では、アマ有段くらいだと先手の時は、失敗したら千日手でいいや、くらいの気持ちでいると勝率が上がるイメージです。
千日手は1勝負で2局指せて楽しい、くらい思えると心の余裕が違ってきそうですね!
それでは今日はこの辺りで。