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撮影終了!!

11/18(土)&19(日)に川崎市で本作の撮影を行いました。まさにあっという間の2日間。撮影の裏話等は後日じっくり書こうと思いますが、とにかく天候にも恵まれ、想定より遥かにスムーズに進行することが出来ました。

まず前日の朝に撮影担当の神谷さんから絵コンテ(シーンごとのカット割りやカメラアングルを絵で表した、ざっくりいうとマンガのようなもの)が届き、その完成度に感動しました。とにかく絵が可愛い!!
メインの登場人物は2人だけですが、両者とも演じる人の特徴をよく捉えており、この絵が動いているところを見たいと心から思ったくらいです。

神谷さんはボクより少し年上なんですがエンタメの趣味が比較的近いようで、特に初日は公開して半月が経過したシリーズ最新作【ゴジラ −1.0】の感想(ちなみに2人とも山崎 貴監督の作品が好きということも相まって大絶賛)に始まり、ゴジラトークが盛り上がりました。
その流れで衝撃の事実が発覚したのですが、お互い初めて映画館で観たゴジラは1993年公開の【ゴジラVSメカゴジラ】で、しかも場所が札幌だったのです!!ボクは翌年には北海道から千葉に引っ越してしまったことも考えると、まさに奇跡のような偶然。
そんなゴジラ好きのボクですから、実は脚本の初稿ではそれにまつわる小ネタも盛り込んでいました。今作のテーマにも通じる話題ではあったのですが、マニアック過ぎるだろうということと尺の都合でバッサリ切りました(笑)。

初挑戦のボクが言うのもおこがましいですが、台本は物語を表現するというプロセスにおいては設計図のようなものだと考えています。ましてやこうして複数名で作品を形にするうえで原案者としては想像通りよりも、想像以上のモノに仕上げたいわけですから「目指すところはここです!」というポイントは示し、可能な限り現場の人たちにお任せしたいというスタンスです。

なので、撮影当日ボクがやることと言えば何か確認事項があれば答えることと、言い回し等でどうしても気になることがあれば訂正するくらい。あとは撮影助手のつもりでシーンごとに小道具を用意したり、エキストラとしてときどき映り込んだりといったところです。
これが大人の学園祭とでも言わんばかりのテンションで、本当に愉しい時間でした。中には現場に来たがらないタイプの脚本家さんもいるらしいのですが、この瞬間に立ち会わないなんて損でしょ!と思ってしまったほど。
これまでとは異なるジャンルのモノ創りに携わるうえで、気持ちが高ぶる幸せな体験が出来ました。

ちなみに結構いろんな方に聞かれるんですが、短編映画(ショートムービー)というくらいですから完成後のボリュームとしては25分程度の見込みです。
映画は初動の数字が大事!ということで、公開された際はなるべく早めに、TVアニメを1本観るくらいの感覚でお楽しみください。

スタジオ放課後の作品はこちらから↓
youtube.com/@sutajiohokago?si=s8GBRLRd3RwaE6fg