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撮影の裏側②

2日目はエキストラの方にも数名ご参加いただき、営業中の店内というシチュエーションにも更にリアリティが増しました。
当然といえば当然なのですが、2日間しか撮影日を設けていないので2日目=最終日なわけで、映り込まない位置で台本片手に撮影を見守っていたボクは、カットがかかりページをめくる度にこのステキな時間が終わりに近づいていることをひしひしと感じていました。

撮影場所にちなんでボクの台本ケースはデニムちゃん♪


後半は長台詞が結構ある中でもNGはほとんどなく、制作サイドからは「演技をしっかり仕上げてきてくれたからこそ、ここまでスムーズに撮れている」と嬉しいお言葉も。
主役の2人が積み重ねてきてくれたものが間違いなく身を結んだし、ボクが想像していた以上にこむぎこさんはアカリを、未紗さんはミナセを理解してくれていたことがセリフ以外の部分でも伝わってきました。
そして、全員が同じゴールに向かっているのを肌で感じ取れたというか、終盤になるほどシンクロしている感覚がボクにはあったんです。
演出の都合上台詞が変更になる場面がある際は事前に制作サイドから確認があるんですが、こちらの意図を汲み取り、より良い形で消化していただいていると素直に思える展開ばかりでした。お芝居の流れで自然にそういうシーンが生まれた時はカットと同時にボクの方から「絶対こっちの方が良い!」と声をかけさせてもらったくらいです。

終始和やかな雰囲気で撮影は進みました。


屋内でのシーンがすべて撮り終わり、エキストラの皆さんも一旦解散したところで、いよいよスペシャルゲストとしてカフェ デニムのオーナー 峯 恭子さんの登場!!
この方とこの場所がなければ今作はここまでボクが思い描いた形にならなかったでしょう。もうすぐ出会って10年、作中でもお店の実名を出させていただいた感謝と少しの遊び心を込めて、お忙しい合間を縫って特別出演していただきました。

夕陽が射す店内で迫真の演技!?


もちろんカフェの宣伝になればという思いもありますが、物語上でもきちんと意味のあるシーンとして盛り込んだ要素なので、本編でどのように描かれているかご期待ください。
カフェでのラストカットは恭子さんがコーヒーを淹れている手元を寄りで撮らせていただき、ハンドドリップのコポコポという音が店内に響いて凄く神聖な時間に感じられました。撮影後に淹れたてのコーヒーを5人で分けて飲み、ボクとしてはもうこの時点で「やって良かった!」と胸がいっぱいでした。

締めくくりは前日に強風で撮り切れなかったエンディングのシーン。結果的にこれも順撮りになり、主演の2人は1番良い状態で臨めたかと思います。
アングルの都合もあって、近くで見ることは出来ませんでしたが、クランクアップの瞬間の感動は忘れ難いですし、まだ公開もされていなければ、編集すら終わっていない中で恐縮ですが、この座組でまた何かを創りたいという気持ちは確かに湧いています。

言い出しっぺ以外全員集合!の図。
皆さん、本当にありがとうございます!


このあとエキストラの皆さんと再集合し打ち上げも行ったのですが、この話はまた後日・・・。

スタジオ放課後の作品はこちらから↓
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