部屋がきたねえ。発達障害者のお片付けライフハック。
こんばんわ。アヒルです。皆様いかがお過ごしでしょうか。以前別の記事でお話ししたように発達障害者傾向のある私ですが、お陰様で部屋の片づけが異常なほど苦手でした。いや、部屋に限らない。かたずけ全般が異様なほどできねえ。ごみはたまる一方で机の上はぐちゃぐちゃでした。ところが近年は「発達」目覚ましく、普通の部屋で暮らし、職場のデスクもそれなりに綺麗になっています。今回はその長年の研鑽の上、身に着けたお片付けのライフハックを公開しようと思います。なお、発達障害者のライフハック全般については、お片付けを含めて借金玉さんの「発達障害者サバイバルガイド」を読むことをお勧めします。マジで名著です。これはその補完的な意味で書いており、ほかの発達障害者に限らない、部屋がきれいにできない人、書類をたくさん使うデスクワークをしている人向けに役立ててもらえたらいいなと思っています。あとは自分用のメモです。
前提~金はけちるないいアパートに住め~
厳しいことを言うようですが、発達障害者の人が汚い木造アパートに住むと、その時点で積みます。環境の悪い空間でも快適にすることこそ、健常者に許された我々には届かない御業です。あきらめましょう。借金玉さんもおっしゃっていましたが、初期投資を惜しんではだめです。発達障害者なればこそ、防音性のきっちりした、狭めの良いマンションにでも住みましょう。可能ならゴミ出し場が付いていて、24時間いつでもごみを出せるようになっていれば完璧です。我々発達障害者には、ゴミ出しの日に忘れずごみを出すという苦行がまずは厳しいです。予算をケチらず、可能な限りでよい鉄筋のアパートに住みましょう。乾燥機と食器洗濯機、ルンバとかもあれば最高だと思います。そこまでは私も持ってないですけど。。。
必要なものは必要なエリアにあれば十分。整理しようとしすぎるな。
まず、第一の前提として、我々に細かく場合分けされた収納グッズを使いこなす力がないと認めることからがスタートになります。アルファベット順に分けられたファイルに細かく名刺を分けるとか、無理。はあ。って感じです。ごみを丁寧に分別して、プラスチック類と燃えないゴミは綺麗に燃えるごみと分離して。。。ここら辺から怪しくなってきます。我々にできることは、大体、超大体の分別だけです。これで十分だし、これ以上のことをする必要があまりないです。名刺が必要だったら、場所さえ覚えてまとめておけば、相手の名刺が必要になったらえっちらおっちら探せばいいのです。ごみも(本当はよくないですが)分別ができなければ、ビン、ペットボトル、乾電池とか明らかに燃えなさそうなもの、燃えるゴミ、くらいの分別で100点満点です。とかく完璧に分別するのをあきらめましょう、一生懸命分別しようとすると、几帳面レベルの低い我々は、それだけで頭が破裂して、いっそのこと片付けそれ自体を放棄してしまいます。それが一番よくないです。
大ざっばな分別の例で言えば、使う場所に使うものを置くことを意識すれば大丈夫です。それで片付けになっています。具体的には連想ゲーム的に、私の場合は、机には、新聞と充電器とはさみと、書類を置くくらいのことを意識して、それだけは守っています。書類や新聞は当然分けず、上からボックスに積み重ねるだけ、とても楽です。こうするとなくすのでは、と心配になるかもしれませんが、必要なものはとりあえずぶち込むを徹底しているので、必要になればその場で探すだけです。なくす心配はぶち込むこと自体を忘れなければないです。
これは借金玉さんの本質ボックスに似た考え方だと思いますが、僕の場合は、(発達障害傾向が少しは薄いので)本質ボックスをエリアごとに複数設ける形です。ボックスという形でなくとも構いませんが、例えばこの戸棚は服を入れる戸棚、ここは皿を入れる戸棚、それ以外は入れない。入れ方は気にしない。これで十分片付けになります。とかく分類を細かくしないことを意識しています。皿、服、書類、本、etcそれくらいの分類レベルで十分です。それ以上の分類は我々発達障害者予備軍若しくは本軍には無理です。
また洗濯ものですが、乾燥機を買ってしまうのが一番手っ取り早いように感じます。それができないのであれば、服は干した後、たたまなくていいです。ハンガーにかけたままそのまま、竿にでもかけてしまいましょう。たたむ手間は我々には厳しいですし、発達障害者である我々の脳内のワーキングスペースは限られています。部屋を博物館にする必要はないです。誰も呼ぶ必要はないのだから、快適にすれば十分です。
職場でも同じです。書類は案件ごとにファイルにとじましょう。単純に上から閉じるか、それも面倒なら、封筒にでも案件の名前だけ書いて入れておけばいいです。重要なのは頻度の高い書類が上に来ていることです。それだけあればとりあえずは十分。細かに片付けようとするのは、我々のただでさえ少ないワーキングメモリを更に減らすことになります。やめましょう。
終わりに
今回の記事は、発達障害者傾向が比較的軽い人向けのものだと思っています。恐らく借金玉さんの考え方と重複していると思いますが、ひどい場合は借金玉さんの本質ボックス方式を使った方がいいと思います。あっちの方がより細かく書いていると思いますが、この記事では、エリア別に分類するやり方と、なるべく分類レベルを抽象的にすることを中心に書かせていただきました。アヒルでした。