猫と暮らす100年越えの古民家⑧
毎朝、罠の見回りをしていると、鹿によく出会う場所がある。最初の頃はなんとなく、ぼんやりとした輪郭のようだったものを、だいたい居る場所、時々出てる場所、のような仕方ではっきりと地形を覚えたように思う。
そうした場所で1人待ち、何頭か獲るうちに、場所の記憶として定着する。待ち伏せ、という方法が良いかどうかはわからないけれど、木々の音を聞きながら、山に身を沈めているような感覚が好きだなぁと感じる。
帰宅してすぐ、獲れたての鹿肉を茹で、タマコに何度かあげて見たことがある